『院内警察』

なにかを調べるために警察を辞めて院内警察をやってる主人公という設定はまあいいとして、ドラマとはいえ医療事務として採用されたという事務員の女がずっと主人公にくっついて回ってんのかウザいわ・・・。
あれだけ大きな病院となればどちらも初回で描かれていたように遺失物の届けだって結構あるだろうし入院患者間でのトラブルなんかもあるだろうから、そういうものの受付処理をするために雇われたのかと思いきや、デスクに座ってるシーンはほとんどないんだけど、毎回こんな感じなんだろうか。だとしたらブラック瀬戸康史は見たいけどイライラのほうが勝る。
初回はOJTがてら事務員を引き連れて巡回してただけで、次回からは主人公は単独で行動し、そこで見つけた院内警察案件を解決するヒントが事務員の事務仕事のなかにある的な、そんな感じになってくれないだろうか。

ていうかその院内警察案件も、医療ミスした恐怖心で手術をしたくないからって患者(子供)のぬいぐるみを盗んで手術の延期を目論むって時点でクソすぎるのに、ぬいぐるみに纏わる思い出とぬいぐるみがあれば死んでも父親に会えるという子供を泣いて抱きしめ「絶対に助ける」と言ったその医師が手術前に「失敗したら助けてください」とか引くんだけど。なんでいい話っぽくなってんのよ。
いくらこのドラマが「医療」そのものを描くのではなく「医療現場のトラブル」を描くのだとしても、せいぜいぬいぐるみ盗んだ「犯人」を見つけるところまででこんなのそれこそ警察の出る幕じゃねーだろよ。

主人公の「目的」は恋人の死の真相を調べることで、さらに言えば恋人を殺したのは榊原だと思ってるってなところだろうけど、ブラック瀬戸康史は見たいとは書いたもののそれは「誤解」ってことになると思うのよね。ほんとに榊原が「悪」であるなら初回からあんなにわかりやすく悪い笑みを見せないだろうと。
なのでとりあえずもう1話は見てみるけど、次も事務員が主人公とウロチョロしてるようなら今期もこの枠はリタイアかなー。