『フェルマーの料理』

双方原作があるわけだから偶然そうなってしまったってことは分かってるんだけど、同じ枠で2クール続けて「無茶な相棒に振り回されるオドオドしてるけどでも天才の岳(ガク)」が視点かよ・・・ってところはある。さらに言うと志尊淳の役が「朝倉海」だし、混乱するとかじゃないんだけど、名前の時点で集中できないところはあるな。

などと思ってたら名前とかどうでもよくなるほど本編が結構なアレでしたw。
ナポリタン食って興奮に打ち震えながら大声で感想を述べる堀部圭亮の隣で及川光博がベタすぎる悪役で顔をグヌらせてるかと思ったら、上裸で食事する高橋光臣でトドメ刺されたw。散々「合理的」と言わせたところでコレはズルいww。その対面には仲村トオルがいるし、なんぞこのトンチキドラマ(笑)。

カトラリーやドアの取っ手の温度を「適温」にすることを「当たり前」だと思ってる岳が非凡であることはわかるけど、ナポリタンを作る過程のどこに数学要素があるのかピンとこないし、お父さんに抱きしめられて泣いちゃう子がわずか1年程度であんな怒鳴り方をする“料理人”になってしまうとかその「1年間」は果たして面白いのだろうか・・・と思いつつ、密会シーンの引力に抗えない(笑)。