『罠の戦争』第3話

犬飼親子はこれで退場(二人への復讐はこれで終わり)ってことになるならば、やっぱり過去2作と比べて「してやったり感」が足りないなと思うところはあるんだけど、でも結局のところ犬飼父は鷲津の口を封じろと何者かに頼まれただけのポジションだし、犬飼息子に至っては「息子の事件」に関しては無関係であるわけで、罪と罰(復讐)のバランスとしては「政治家生命を終わらせる」ぐらいでいいのかもな。

とか思ってたら、生死彷徨ってる状態でストレッチャーで運ばれながら「(息子を突き落とした犯人が誰かなんて)俺も知らねーんだよ、バーーーーーーーーカ!」と言い放つ犬飼で笑ったww。クッソむかつくww。

でも犬飼はこれで政治の世界から去るとなると犬飼事務所のスタッフたちはどうなるんだ?と、幹事長シンパが集まる席で「鷲津は信用ならない」とぶちまけたのは自分が鷲津をクビにしたあと他事務所に雇われることを阻止するためで、犬飼がどうなろうがその効果は持続するだろうけど鷹野のところにでも行くのだろうか?でも鷲津はそれでよくても、蛍原も“若い女性”だから行く先はあるかもだけど昨日今日秘書見習いを始めたばかりの蛯沢は無理だろう・・・とか考えてたら、犬飼の地盤を鷲津が継ぐって、そうくるか。とすれば犬飼事務所のスタッフは運転手も含めてそのまま鷲津事務所のスタッフになるってことなのか。
でも幹事長に強く言われたら従わざるを得ないだろう犬飼父はともかくさすがに犬飼息子が大人しく「父親の後釜」を譲るとは思えないから、そこでまた一波乱あるんだろう。

で、犬飼があの場で鷲津を公開処刑にしたのは鷲津を永田町から完全に追い出すつもりであることに加えて「あの場」に居た者のなかに鷲津を黙らせろと命じた人物がいるからだろうと考えるけど、だとすると“役者”的に岸部一徳の幹事長か小澤征悦の鷹野しかいなくない?。
そして鷹野が「犯人(の関係者)」だとすると、どう転がるか分からないなら手のひらで転がしておく方がいいとか幹事長に進言するのはおかしいよなと、少なくともあんな言い方をしていい立場ではないだろうと思うわけで、となれば幹事長で決まりってことになっちゃうんだけど。

さすがに幹事長に手を掛けるには何段階もステップを踏む必要があるだろうわけで、秘書から代議士と立場を変えることになるのはそのためだろうし、鷹野もなんか目論んでるんだろうし妻の「記憶」なんて要素も出てきたから「ラスボス」は見えててもなかなかたどり着かないという、その駆け引きを愉しめそうではあるけど、一徳と思わせて実は・・・な展開も期待しておく(鷹野は鷲津を利用して(不要になったら切り捨てて)上を追い落とそうとしてる野心家ってだけだと思ってるんだけど、片平なぎさの鴨井大臣だったらひっくりかえるわ)。