『アトムの童』第6話

ドラマの主題を考えればそこは「見ないフリ」するのが正解だとは思うんだけどさ、ここ数回は「金(策)」の話が中心で、アトムという「俺達の会社」がSAGASによって買収されることになってしまった理由も「金」にあるわけで、一番大切なのはゲームや玩具作りに対する情熱や理想だとしても必要なのは金だと思うのよね、やっぱり。

買収に伴いバラバラになってしまったけど奪われてしまったアトム社屋を取り戻したくて、そのためになぜか学童で先生やってる那由他(が夫が単身赴任中の家庭に何度も上がりこむのは目的がなんであれ問題行動以外のナニモノでもないと思うんだけど、なんでこういう迂闊な描写にしちゃうんだろうな)とフリーだか契約だかでシリアスゲームの開発に携わってた隼人が「学校に通う子供たちとその親のため」に作ったゲームを5000万で売りましたってな話だったけど、5000万の返済ができずに融資してくれる人を探してあれやこれやしてたのはなんだったんだ?と思いはすれど「ジョン・ドゥ」であればまあそれぐらいはお茶の子さいさいってことでいいとして(今までゲーム好きとしか向き合ってこなかったけど初めて「ゲームを敵視する」親という存在とぶつかることになった、という展開はよかったというか、それがこの先のゲーム作り(の方向性)に対して何らかの影響を与えることを期待するけど、結局その親の考えを一ミリも変えることができずに生保会社に売りましたで終わってしまうのは現実的と言えばそうかもしれないけど消化不良感は残る)、アトム玩具改め「アトムの童」としてもう一度ゲームと作るというけど「アトム」の権利関係含めた資産は使えないだろうし文字通りゼロからのスタートなわけじゃん?。
ゲーム開発にどれぐらいの時間が掛かるのかわかりませんが、それを「売る」ところまでの期間なにで収入を得るつもりなんだろうか。

会社が火事になって、繁雄に代わって海が社長となってアトムを立て直すってことになって、那由他が入って隼人も加わったときも思ってたけどさ、企業にとって最も負担が大きいという「人件費」はどうなってんだろうな?。収入がなければ給料だって出ない・出せないと思うんだけど、その間はそれぞれの貯金で生きていくつもりなのか?とはさすがに思うわな。

ていうか鵜飼さんどうしてるんですかね?。銀行をやめてアトムの社員になったんだと思ってたけど、アトムの童として再出発するぞ!の場にいないってことは所属はずっと銀行のままで、アトムが買収されたことで出向は解除されて銀行に戻ったってことなのかな。そうであってほしい。