『アトムの童』第5話

興津の目的が「アトムの造形技術」にあることはわかったけど、その造形技術ってのは今回で言うとノベルティのゲッチャリロボを造る技術ってことじゃないの?。
だとするとその技術を持ってるのは風間杜夫の前社長と塚地(役名わからん)ってことになりません?。
確かゲームのなかで特別な動きを再現したいんだけど、その技術を持ってるのはアトムだけとか言ってた記憶があるけど、アトムが造ってたのは玩具だし、その動きができる造形物を造れるのがアトムだけってことだと理解してるんだけど、であれば結局「人」ってことになるんじゃないの?。
海外から訪ねてきたひとたちの目的も前社長であり塚地だったわけだし。
このやり方が許されるかどうかはそれとして、強引にアトムを買収していきなり知的財産全差し押さえとか言ってるけど、アトムの造形技術に「人」が必要で、その「人」がSAGASを拒絶するなら買収しても無意味なんじゃないかと思うんだけど。

許されるかどうかはそれとしてとは書いたけど、許される許されないの話以前に条件の一部を満たしてなかったからってアトムの何を証券化したのかわからん。
まず前回5千万を返済しろ→できない→インド人投資家が現れて融資を受けられた って話をしてたのに、1億5千万ってどっから出てきた?て話だし、融資したあとで条件を満たしてないから返せというなら解るけど、条件を満たしてないから1億5千万を証券化してSAGASに売りました(売却代で銀行は融資金を回収した?)って、ここがわからん。
しかも株を買ったSAGASがアトムの筆頭株主になったとして、全資産差し押さえって、なにがどうなってそうなるのかと。馬場さんがいるわけだからこの高圧的な差し押さえ責任者は銀行の人間だろ?。株の売買が成立したあとで銀行はどの立場で差し押さえしてんのさ。

てかこれが一番納得いかないんだけど、こういうことになるなら馬場さんの先輩ひとこと海に教えてくれてもよくない?。
これじゃあなんのために立ち聞きしてたシーンがあったのよって話じゃん。

ドラマの流れとして「銀行と結託したSAGASによってアトム玩具は強引に買収されてしまいました」ってことが重要なのであって買収のからくりなどどうでもいいのかもしれないけど、さすがにこれは真面目に見るのがアホらしくなるレベル。いや真面目に見てはいないけど。
だってわたしが今回で最も注目したのはジャパンゲームアワードって言いましたっけ?その授賞式に出る隼人のタキシードが那由他と比べてやたらとキメッキメのやつだった、ということですからw。

興津の妨害で配信サイトから配信できずアトムの自社サイトで配信するしかなくダウンロード数が全く伸びないって話だったけど、ゲームとしてではなく玩具として売るという視点を変えた売り方にたどり着く流れは面白かったし、自分で塗装したキャラクターがそのままゲームの主人公になるというアイディアもこのドラマを通して初めて感心するものだったんだけど、そもそもの「ジョン・ドゥ制作」はどこいった?とは思ったかなー。
ゲームの出来に自信があるからわざわざジョン・ドゥの名で売らずとも、むしろゲームの魅力だけで勝負したい・勝負できると判断してのことだろうと解釈はしたけど、ゲームの評価<<ゲッチャリロボ人気 ってのは『ゲーム界のバンクシーことジョン・ドゥ』的にどうなんですか?とw。