『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』第7話

今更だけどなんでこの役に大倉がキャスティングされたのだろうか。南条幸男という男は女目当てに親友である暖を裏切った張本人であり、恩師であるショーンさんが香港マフィアに殺される理由を作った張本人でもあるわけで、加えて神楽に言われて真海を顔色一つ変えずに売るとか徹頭徹尾クズ野郎ってだけだよね。「仕方なかった」とか「そんなつもりじゃなかった」とか「一生罪を背負って生きていくしかない」とかウダウダ言ってたけど、学校でほえる弁護士の神木さんじゃないけど一ミクロンも響かないな〜ですわ。ひとっつも同情するポイントないもん。言い訳にすらなってねえ。
ていうかこいつすみれに「離婚の理由」を聞いたんじゃないの?。ショーンさん家族にしたことについては二人で乗り越えようって言ってたはずのすみれが急に離婚を言いだしたのは自分がかつて暖ちゃんにしたことをすみれが知ったからだと聞かされたんじゃないの?。それなのに暖のことを思い出しもしないとかクズオブクズじゃねーか。
って思いながら見てたんだけど、でもさすがに暖に対してノータッチってのは不自然だよなぁ・・・。
そしてそんな役にジャニーズをキャスティングする理由がわからん。クズオブクズとは書いたけど、新井浩文や渋川清彦や葉山奨之ほどクズ演技をやれてるわけでもないから汚れ役に挑戦って程でもないし(復讐されて首つり自殺する役ってところだけ抜き出せば挑戦的ではあるけど)、演技力という面では山本美月と併せて明らかに足を引っ張ってるし、なんで大倉なんだろ?と思ってしまうのですが、これたぶん助かっちゃうよね・・・。首吊った瞬間に秘書が駆けつけてたから急いで下ろせば間にあっちゃうねこれ・・・(これみよがしなロケーションだから銃でこめかみ撃ち抜いてプールのなかにドボンするんだと思ったけどそれじゃ助けられないから首吊りなんて美しくない死に方にしたんだろう)。
だから暖について触れさせてないんだな。この時点では幸男は真海=暖であり、今自分に起きていることはショーンの娘を使った暖の復讐であることにまだ気づいてないんだな。
それを知るのは助けられた後なのだろう。つまり大倉がキャスティングされた理由がわかるのはこれからなのだろう。・・・・・・だろう?。
それにしても、ほんとに助けちゃうんだとしたら江田愛梨にはガッカリですわ。幸男に対しては両親を殺され自分を見捨てた恨みが、すみれに対しては真海さんの想い人であることへの嫉妬があるけど(ていうかあんな年の頃に売春宿に売られて汚い男の相手をさせられ続けたら男という生き物に対し嫌悪と憎悪しか抱けなさそうなもんなのに、真海さんに対してメス豚全開とか今更ながらこの女なんなん?という気がw)娘のあすかは何の罪もないと、それは確かに道理ではあるけど、その道理すらうっちゃるほどの憎しみがあるんだと思ってたのに。何の罪もないあすかに対し「あなたのパパは私のパパとママを殺した悪い人なの。だからあなたのパパが死ぬのもママが泣くのも当然のことなの」ぐらい言ってのけると思ってたのに。
でもこれはあくまでも柴門暖の復讐であってショーンの娘はそのための駒でしかないわけだから、復讐心よりもあすかに対する感情であり想いのほうが勝ってしまったというならそれはそれでいいし、暖はおそらくそれすらも計算に入れているだろうからそういう意味でも幸男がこれからどんな扱いを受けるのか楽しみ。暖が受けた仕打ちには全くの無関係である留美や出口がされたことを考えると俳優としての名声や金、そして愛する妻子を失いましたってぐらいじゃ復讐バランスのつり合い取れませんからね!(でも留美さん以前よりずっと幸せそうだけどw)。
楽しみと言えば、入間と神楽が真海の「正体」に気づいたことですよ。これまでは真海が一方的に攻めていたものが正体バレしたことでそうではなくなるわけで、予告でなにやら取り乱してるっぽい真海さんがいたし、頭の悪い寺角やクズだけど弱点ミエミエな幸男と比べてただでさえ一筋縄ではいかなそうな入間と神楽を警戒されてる上で真海さんがどう料理してくれるのかめちゃめちゃ楽しみー!。神楽の秘書・牛山は実は真海さんの手下だと予想してるってか、おディーン様と久保田悠来が並ぶカットがあるって信じてるもんね!。
ついでに貞吉の世話をしてる家政婦も真海の息がかかってると思う。貞吉ではなく真海の指示で瑛理奈の目につくように毒のボトルを調べ、それにより瑛理奈が貞吉に対し何がしかの動きをするように仕向けたんじゃないかな。もう完全に殺る気モードに入っちゃってる瑛理奈がいい感じにペラペラ計画を喋ってくれたのを録画か録音かしてるよね。つーか瑛理奈がマジやべえ。貞吉に指紋つけさせる手際が良すぎのテンションやべえw。入間への復讐関係なく瑛理奈の動向が気になって仕方ないわw。