『リコカツ』第8話

飲み物を口に含んでいるときに衝撃的なことを聞かされブーッとなるのは生田斗真さんの十八番ですが、永山瑛太さんの口からダバダバもなかなかどうしていいではないか!。

でも古畑の真似はやりすぎ。TBSのドラマ班として追悼したい気持ちは汲むけど紘一のキャラ完全に崩壊してたもん。“瑛太の古畑モノマネ”としてはいいけどドラマとしては悪ノリかなとわたしは思う。

とか思ってたらラスト・・・米津の主題歌をバックに「お前、嘘ついたな!」と自分自身に対して激昂した紘一がこんな顔で泣くとかこれはズルい、米津とセットでズルいだろー!(しかしMIUのときもそうだったけど米津玄師は最初「なんだこの曲あってねーだろ・・・」と思ったものが気が付いたら「主題歌が掛かった瞬間感情がブワっとなる」ように確実に調教してくるよね・・・やっぱスゲーんだなこのひと・・・)。

前回の対紘一に続き今回は咲にも謝罪をした自衛隊女だけど、紘一には使わなかった「置き去り」という表現を咲に対しては使うところに計算が見えてムカつくし、「置き去りにされた」自覚がないっぽい咲にもイラっとなったりしつつ、自衛隊女のフォローとか視聴者的には全く求めてないところに注力してる(ように見える)のはなんなん?どんな力が働いてんのさ?と気持ちがどんどん醒めていくわたしがいましたが(離婚することになっても仕事を続けたいという咲との「対比」のつもりなのでしょうが、タダの兵隊である陸自隊員ならともかくパイロットという育成に莫大な予算と時間が必要な職に就いていながら「結婚したら辞めます」とか言ってんのもどうなんよ?って話だし)、咲を想うがあまりあんなことを言ってこんなことになっちゃう紘一には自衛隊女とのルートなんざありえねーんだよ!フハハハハハ!ざまーみろ!!と、最終的には謎のテンションになりました。

フォローと言えば作家先生が紘一に「前髪なんとかしろよ」と言われて次に登場したときに短くこそしてないものの目はなんとか見えるぐらいの状態にしてんのは微笑ましい。作家先生と武士野郎がともだちになれたらいいのに。