いやマスターが戦って戻ってきた戦兎に「おかえり」って言うのとか聞いた覚えないし、つーか最近マスター不在なことが多すぎて迎えることすらしてないし、過去回想でなんとかそれっぽい感じに見せようとはしてるんだろうけどとってつけた感は否めないかなぁ・・・。マスターと美空と戦兎に対して『家族』みたいだとか思ったことないし。
鍋島からスタークが黒幕でその正体は石動惣一だと聞いた戦兎が美空に「マスターの知らないボトル」を浄化させそれをスターク=マスターだと確かめるための材料に使うってのも、戦兎らしいっちゃらしいのかもしれないけど事が事だけに美空にボトル浄化させるのは“最後の最後”というかさ、その前にまずマスターではない証拠を探そうとするも見つからずってなワンクッションがあって欲しかったし、基本ドライな作劇で展開が早いのは構わないんだけど(どちらかといえば好みだし)、『ここ』は丁寧に描くところだと思うんだよな。まぁ、ラストでマスター=スタークだと明かすためにはそれまで戦兎にそれについてなにがしかの言動をさせるわけにはいかなかったんだろうし、ボトルの浄化を拒んだ美空も、地下の部屋で寝てるのは美空と万丈だけである以上戦兎が階上に居ることをわかった上でパンドラボックスとボトルを奪って逃げようとしたマスターも、口に出さずともそれが『どういうことだかわかってる』ってな描き方はすごく好みではあるんだけどさ(寿司パーティ、美空と戦兎はこれが“最後の晩餐”のつもりだったろうし、遅れて帰ってきたマスターもそれを察しただろうけど、万丈だけはパンドラボックスゲットしたから「今夜は寿司っしょー!」ってなつもりだったんだろうな・・・w)、そうは思えどこのところそのせいで(視聴者)感情が置いてけぼりになってる気はするかなぁ。初めてのW変身だったのに気持ちとしてさして盛り上がれなかったとかさ・・・。
あーあ。予想してたとはいえいざマスターがスタークだと確定されちゃうとほんと「あーあ」って感じだなぁ。感想のなかで何度も書いてきたけどスタークは“やってはならないこと”をいくつもしてきてるわけで、そこにどんな理由・事情・目的があるにせよそれをしたのがマスターだってのは予想しててもショック・・・というよりやっぱり「あーあ」って感じ。
とはいえマスターがスタークだと判明したことで、いよいよ前川泰之をキャスティングした意味が出てくるだろうことは非常に楽しみ。まずはマスターの「蒸血」はやく!!!。
それはそうと、仮面ライダーが変身すると「指が太くてボタンが押せない」と明言したことはわりと衝撃でした。