『仰げば尊し』第6話

それは二人が幼馴染であり、三馬鹿は高校からの付き合いであるからだったりするのでしょうが、基本名字呼びの中で虹郎とまっけんだけが「裕人」「蓮」と名前で呼び合ってるのがいい。こういうのすこぶる大好き。
それを言うなら渚も名前呼びなんだけど、男2女1で幼馴染ときたら普通女がどちらかの男を好きとか、男の両方が女を好きとか、とにかく三角関係になりそうなもんだけど、ここは裕人⇔蓮で完結してて、女どころか三馬鹿ですら入り込む余地皆無なのがとてもいいです。それぞれの自宅の距離とか親同士の付き合いとかどの程度だかわかりませんが、友達の親が離婚したことぐらい知っててやれよってなもんだけど、聞かされなかったというより全く興味なかったんだろうなー感がありありだもん。
ってなわけで、裕人が蓮に二発目ぶちこむときに楽譜立てを戻そうとした蓮の腕を掴んで引き寄せながら殴るとか素晴らしいし、そうされて蓮が裕人を「初めて殴った」とか最高すぎる。
そんでもって“今を選んでもいつかお前はきっと後悔する。お前には後悔してほしくない”と言って蓮を吹奏楽部から追いだしたあと、部員たちに対し『蓮のために頭を下げる裕人』ですよ。青島さんプライド高そうだから他人に頭下げるとか絶対したくないんだろうけど、蓮のためなら下げちゃうのよね!!・・・って、まえに三馬鹿のために某先輩にも頭下げてたわ(笑)。なんだよ青島さんただのイイ奴じゃねーか(笑)。


プロのジャズサックス奏者目指して留学するならそれは『今』でなくてはならないのか?と、日本の高校を卒業して半年間みっちりレッスンを積み来年受験するってんじゃダメなの??と。まぁ来年受験となると入学は再来年の9月ということになるだろうから高校卒業後1年半の空白期間が出来てしまうわけだけど、高校三年間プラプラしてるだけだったぽいからちゃんとしたレッスンは受けてなかったんだろうし、その間しっかりレッスンを受けてそれから留学したってプロミュージシャンへの道としては全然遅くないと思うの。恐らく今回の留学話は木藤良側がデモ演奏を送りそれが認められての留学試験ということなのでしょうから、来年までそれは有効ではなく、来年はもしかしたら試験を受けられないかもしれないということなのだとしても、その程度の実力(しかないと思ってる)ならばなおさら『今』いかなくてもいいのではないかと思うわけで、だから話としては相変わらずぼんやりしてんなーとしか言えないんだけど、裕人と蓮の関係性だけはブレずにきっちり焦点あってるのでわたしはとても満足している。
あーあとひとりだけミサンガ作ってもらえなくて(忘れられてて)なんだよー!ってむくれる尾美としのりにも満足です(笑)。
これから樋熊先生は休みがちになり、奈津紀だって吹奏楽部の指導をするのが精一杯でそれに伴う雑事まで手が回らなくなるのでしょうが、そのぶん尾美としのりの出番が増えるとわたしがとても喜びます(笑)。