『ホテルコンシェルジュ』第7話

いつものわたしだったら息子の前で愛の告白をしようとする尾美としのりで妄想爆発するはずなのに、息子が小関くんとなるとそういう気にならないのはなぜだろう。
存在が健全だからなのかなぁ。それこそ以前にはゲイかと思いきやトランスジェンダーの男子高生などという役を演じたこともあるのに、その役ですら健全だったもんなぁ。
そしてやはりわたしの尾美としのりはかわいい。憧れの女将についてうっとり話してる間にみんないなくなっちゃう(誰も聞いてない)というベタ中のベタなネタですら尾美としのりのアホ可愛さに心から笑ってしまう。
しかし、牧原くんはこのホテルで勉強するのはいいけど、いつまでベルボーイをやるつもりなのだろうか、というか、“勉強”の到達点をどこに設定してるんだろうなぁ。旅館を継ぐということは経営者になるということなわけで、ベルボーイとして接客を学ぶのも大事だけど一日も早く女将(母親)の下で実務経験を積んだほうがいいと思うんだけど。
でもまぁ目の前でフラつかれ、母親がいつまでも元気でいられるわけではないということを実感しただろうし、そう遠くない将来、牧原くんは旅館を継ぐべくベルモントをやめる日がくるのだろう。そのとき牧原くんの隣にスッと立ち、「お共します、牧原さん。いや、若旦那」と言って笑う珠久里さんは余裕で想像できる。そんで立派に旅館を切り盛りできるようになるまで女将とともに若旦那を支え、ようやっと女将ではなくひとりの女として生きられるようになった葉子さんとなんだかんだで幸せになればいい。