『フラジャイル』第3話

やっぱり面白くないわけじゃないんだけど面白いわけでもないなぁ・・・・・・。
これまでは岸先生の言葉を聞こうとしない医師が相手だったけど今回は聞こうとはしていたわけで、内視鏡以外の検査をしてほしい理由をもっとちゃんと説明したほうがよかったんじゃないかなと思うのよね。なんかぼんやりとした説明ってか、そんなに強く主張してなかったよね?。
まぁ終わってみれば結局自分の見立てありきだったわけで、おまけに患者に“嘘”までついたわけで、いつの時点でかわかんないけどこの医師の消化器科のエースとしてのプライドが一番大事だという本質を見抜いていたから「コイツに言っても仕方ない」とでも思ってたのかもしれないし、自分自身で見立てが間違っていた(かもしれない)ことを認めるまで待っていたのかもしれませんが、結核という当該患者以外にも影響がある疾患の可能性を考えていたのならば、そう言うべきだったんじゃないかな。言っても相手がクローン病のほうが可能性が高いからと言い張るのならば仕方ないけど(患者にとっては仕方ないじゃすまないけど)、今回は岸先生にも問題があるように感じました。
ていうか、身体的にも金銭的にも多大な負担がかかる検査に患者が苦しんでる&不安に駆られてることをわかっていながら何度も何度もそれを繰り返し(繰り返させ)、患者の容体が決定的に悪化してから100%の病理診断結果を告げて「僕の言葉は絶対だ」とか言われてもねえ。
中西先生が患者に“嘘”ついたことを知ってて岸先生に黙ってた=ザッキーもその嘘に加担してた→「嘘をつきたくないから病理に来たんじゃなかったのか」ってな展開になるのはザッキーの成長含めてアリだと思うんだけど、岸先生の絡め方が上手くなかったかなーと。
あらゆる可能性を排除しなければ「絶対」はありえないってことはわかるけど、であればもっと強く全身検査を主張すべきだろうし、初回の医師と違って今回の中西先生は話せばわかってくれたかもしれないという気がしてならないので(クローン病に拘ったのも岸先生が言うほどプライドがどうのって話じゃなくて、早く患者を苦しみから解放してあげたくて(治療を始めてあげたくて)という思いが強すぎたからだってなふうにわたしには見えたし)(あ、でも演者が中村俊介だからそう見えたんじゃないか?と言われたらそれは否定しませんw)、なんかちょっと今回はしっくりこなかった。