『チームバチスタ4 螺鈿迷宮』第8話

いやもうね、


「時々僕でも分からなくなりますよ、白鳥さんがどこまで本気でどこまで冗談なのか」
「ボクはいつでも本気だよ?」


このやりとりだけで充分なわけですよ。もうこの定番やりとりだけでわたしのキャパいっぱいいっぱいなわけですよ。
グッチーの僕「でも」にときめき、白鳥さんの声音といい表情といい身体のポジションといい完璧としか言いようがない「ボクはいつでも本気だよ?」にどっひゃあああああああああああああ!!って背後にぶっ倒れるだけで精いっぱいなわけですよ!!!。


それなのに。それなのに・・・・・・・・・


華緒先生からもらった一輪の薔薇(←ここ超重要)を眺めながらボーーーッとしてるグッチーをちろりと見やり
「グッチーおこってんの?そりゃボクだって小百合先生の古傷に触れてしまったのは悪かったと思ってるよ?」
「・・・・・・」
「ああ無視ですかそうですか分りましたっ」
(ソファからおりて三つ指ついて)
「実家に、じゃなくてホテルに帰らせていただきます。あとは一人で調べますから。ボクのせいでグッチーまでみんなに嫌われたらぁ?申し訳ないなあと思ってますから!」
(そう言うやいなやジタバタ身支度)(わざと粗雑に身支度)
「何してるんですか」
(ようやっと気づいたらしいがまだぼんやりしてるっぽいグッチー)
「だからホテルに帰るんだって!!」
「えっ?・・・ってなに怒ってるんですか?」
「怒ってるのはグッチーの方じゃない!帰ってきてからずっと黙ったまんまで!」


わ、わたしは一体何を見ているのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
自分の見ているものが理解できませんでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


画面に映ったものとしてはグッチーをチロってする白鳥さんは1回だけだったけど、さすがの白鳥さんでもたった1回ぼんやりグッチーを見たぐらいじゃ三つ指はつかないと思うのよ。
てことは白鳥さんはしばらくの間ぼんやりグッチーをずっと気にし続けてたんだろうね。もしかしたら何度か話かけたりもしたかもだけど、全然相手にしてもらえなかったんだろうね。
そんで気を惹くための最後の手段としての「実家いやホテルに帰らせていただきます」だった・・・ってことだよねこれ・・・・・・。
そんで「なに怒ってるんですか?」って聞かれて「怒ってるのはグッチーの方じゃない!帰ってきてからずっと黙ったまんまで!」ってこれもう完全にカップルいや夫婦の会話じゃないですか。ですよね?わたし腐ってないよね??。
ていうかグッチーがわがままで人から誤解されやすい面倒くさい夫を常にフォローしハイハイと笑顔で支える献身的な妻かと思ってたのにまさかの白鳥さんが嫁とか。もうほんとなにがなんだかわからないわからないです・・・・・・。
ていうかここまでやっておきながらグッチーの発言がまたもやヒントになり何かに思い至ったらしい白鳥さんが興奮して「グッチー凄いよ!最高だよ!」って両肩グッと掴みながらもハグしないとかなにこの寸止め。
おかげで山崎賢人くんの記憶全くねーよお!。
あ、でもレイプ野郎が佐藤祐基だったのはしっかり確認した。月9ではヒロインに片思いされるバンドマンで火22ではヒロインをレイプする男役。どっちもハマる佐藤祐基がわたしは好きだ。