『S-最後の警官-』第6.7話

バス使ってのロケがメインだから予算的に2話構成にする必要があったんだろうなーと推察しますが、内容としては前後編にしたせいでただでさえ薄いものがさらに薄まってしまった感じ。
アメリカで訓練を受けたという池内のネゴも終わってみればそれ南朋さんあたりでも言えたことなんじゃね?ってなもんだったし(つーかせめて鎌で斬られた怪我人だけでも解放させるぐらいしろよと)、一応初回で手榴弾狙撃という“実績”があるし、むかいりが綾野くんならやってくれると信じたのもお話的にはわかるんだけど、全然燃えないしときめかない。
ていうかバスとその周囲に展開してる関係車両がどういう位置関係にあったのかわかんなかったけど、周囲が建物に囲まれてる初回のような場所ならば爆弾を爆発させる場所としては空中“しかない”んだろうけど、今回は建物がない広い道路上だったわけでもっといい方法があるんじゃないの?と思えちゃう。だって手榴弾ならともかく今回はバス1台吹っ飛ばせるぐらいの威力があったわけでしょう?。空中で爆破させたら飛び散った破片が凶器になるんじゃないかと思うんだけど。てかどういう状態で胴体に巻きつけてたんだかもわかんなかったけど(べりべりって剥がしてたからガムテ?)ああいうのって無理にはがそうとしたら爆発したりしそうなもんじゃない?。だからこそSATが犯人を放置して「逃げろ」って言ったんだと思ったんだけど。力づくで剥せたこともそれで起爆しなかったことも、どちらも単なる「ラッキー」だったとしたらそれは「犯人を死なせずに捕える」というNPSの理念としてどうなのよ?って話で、上はそれでいいとしても南朋さんは結果オーライで済ませちゃダメだろうと。
てかもう作戦無視してつっこむむかいり一號にうんざりなのよ。これって先生とやらの手の中でNPSとSATという「組織」が転がされてるってな話だろうに、毎回毎回一號が暴走しNPSはそれに振り回されてるだけで組織としてのNPSが全く描かれてないんだもん。
ていうか2話の中でポインターさんの出番がほっとんどなかったのが納得いかない。池内の息子が窓から落としたメモを見つけるのはポインターさんだって信じてたのに。まぁ天候のことを考えればポインターさん(の役者さん)は待機で正解なんだけどお。