『トッカン 特別国税徴収官』最終話

最後までどうにもこうにも馴染めなかったミスチルの主題歌が最終回にしてものすっごい映像とマッチしててワロタ(笑)。とてもいいシーンのはずなのに思わずズッコケちゃったわ(笑)。
それ以外は展開上の驚きとかカタルシスはそうでもなかったものの芽夢と南部を含めレギュラーキャストにまんべんなく見せ場を与え、若村様や塩見さんも違和感なく登場させ、ついでに警視庁の「尊くん」(この字かどうかは分かりませんがw)まで出しつつちゃんとぐー子の成長とトッカンの超絶カッコよさをしっかりと見せるという安定の最終回でした。
なんとなくいい話っぽく終わりはしたけど現実問題なにも解決してないってか夫の自殺(未遂)は全国的に周知のことだし嫁は他の男の子供を孕んでるし、店の権利は第三者のモノになっちゃってるし(トッカンが公文書偽造云々って脅してたけど公文書偽造は店につけられた抵当権のことで、あの認知症の老人に権利が渡ったこと自体は手続き上の問題はないんだよね?)買い戻そうにも金ないだろうし、唐川夫婦には決して希望があるわけじゃないんだよね。ミスチルの曲に乗せて(笑)旦那が嫁に手を伸ばしはしたけれど、もしかしたらあの後別れ話になってるかもしれない。でもぐー子とトッカンによって“救われた”二人はもう死のう(逃げよう)とはしないだろうなと思える結末はこのドラマらしかったと思う。
それにしてもミッチー吹雪は思ってた以上にただの間抜けだったなぁ。唐川夫妻のエピソードの中で最初から最後まで唯一“自分のことしか考えてない男”であった吹雪に相応しい扱いではあったし、そんな滑稽な男をミッチーは好演してたとも思うんだけど、相棒後の初仕事がこれでよかったのかミッチー!?って気がしなくもないです^^。


キャスティングが発表された時はどうなることかと思ったし、放送開始直後の(主にルックスに対する)罵詈雑言に泣きそうになったりもしたけれど(笑)、演技力と美声でそれらをねじ伏せた有起哉トッカンにはマジマジガッツポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーズ!!!でございました。見てた人はまぁもともとそっち系の役者が好きな人がほとんどでしょうが、それでも少なからずの人に北村有起哉という名前と顔と美声を売ることができたと思うの!。これでイケメンでなくとも“カッコいい男”役はできるんだ!ということを世に知らしめたわよね! 。わたしはそれが心底誇らしいですッ!!。