『ビギナーズ』第2話

もう二度と突っ込まないつもりから1回だけ突っ込んでおくね。
走れないし泳げないようなやつを最初から「採用」すんなよと。学校=学生のつもりでいるみたいだけど、ここは普通の学校じゃなくて「警察学校」なわけでしょ?。1週間の仮入校だっけ?そういう期間を経て正式に入校したからには立場的には警察官なわけだよね?ある程度の給料だって出るか、出なくても授業や訓練を受ける施設の運営や宿舎での生活全般の費用は税金から出てるわけですよね?。だったら入校させてから「膿」を出すのではなく最初から弾いとけよと。例えばさ、出来が劣る人材を集団(組織)としてどう取り込んでいくのかという訓練のために各クラスに数人配置しておくとかそういう名目ならばまだわかるんだけど、最初からダメクラスとして隔離してまで「膿」を入校させる意味がどこにあるのかと。
・・・・・・ってことを気にしなけりゃ夏らしいラブコメ青春ドラマとしてそこそこ楽しめるかなー。フジガヤ・キタヤマ・ゴーリキーのメイン三人に加え王道ヒロイン・ツン(デレ)女子、お調子者で気のいいデブに頭はいいけど運動神経皆無(とは言え前回あの無謀と思われたマラソン走りきってたってことなのよね^^)のヒネクレ眼鏡、性格も体格も大らかな兄ちゃんと定番キャラを抑えてるし(剛力さんがイマイチ弱いってか一言で表せる個性がないのがちょっと気にはなるけど)、ファンタジー警察学校ドラマだと思えばまぁ・・・見られるかなぁ。
あ、警察学校ドラマに限らず体育会系訓練ドラマと言えば風呂シーンは欠かせませんが、いくら前回は仮入校中で今回は本入校という違いがあるとはいえ前回は5分でシャワー浴びろ→今回はオチコボレクラス5人でお風呂占有して泳ぎの練習やっちゃうやっちゃう!!ってのはねーだろ。ファンタジーだからって調子のんな(笑)。
あとこれはもしかしたら毎回辞表をかけるってのが定番になるってか、そういう主人公が警察官としての誇りとか矜持を見つける過程を描くドラマなのかもしれませんが、初回で幼い頃からの友人から“警察官になりたい”という夢を託されたはずのフジガヤなのに、次の回であっさり辞表出そうとしてんのはどうかと(笑)。言いたいことってか、柄本弟も自分も真剣(と書いてマジと読む)でやってるってことを証明するためにキタヤマとの勝負を受け、受けたからには辞表を賭ける負けたからには辞表を出すって流れは筋通ってるような気はするんだけど、幼なじみとの約束はどうなるんだって(笑)。
幼なじみとの約束を守れない結果になってもここで柄本弟と、なによりも自分のために勝負をしなきゃなんねえ!と考えるのがこの主人公で、そんなヤツだからこそみんなが自然と集まる=人望があるってな“設定”のようですが、わたしはこの主人公にそういう魅力は感じないんだよなー。ただのその場のノリ野郎だとしか思えない。それよりもやっぱ能力がないやつは辞めるべきだってなライバルの言い分の方が断然頷けるし(これが別に普通の学校とか普通の会社とか、その必要とされる『能力』が多少劣っていても別にいいんじゃねーの?と思えるような環境であるならばともかく、これ警察官の話だからね^^。溺れてる人がいてお巡りさん呼んだのに「泳げないからムリ☆」って言われたらぶち殺したくなっちゃうからね^^)、なのにいつのまにかクラスメイトほぼ全員を敵に回し過去の悪行もバレそうになってるだなんて、俄然ライバルに肩入れしたくなるってなもんですよ!。
・・・・・とまぁこんな感じで引き続き見ていこうかなと(笑)。