『東野圭吾ミステリーズ』「犯人のいない殺人の夜」

これ元ネタが叙述トリックに属するものだけにどうやって映像化するのかなーと思ってたんだけど、中途半端に兄貴絡めたり似たようなタイプの女を二股かけてたりしたもんでなんか普通ってか“そのまんま”な犯行になっちゃっててやっぱり微妙な出来でした。1時間という尺の中では言及するだけでしかなかった安藤兄妹の父親の話とかむしろ余計な要素でしかないような。
ていうか前回もそう感じたんだけど、1時間だとどうしても刑事が閃きすぎちゃって謎解きに至る過程がアッサリ過ぎに思えるのはまぁ仕方ない・・・んだろうなぁ。そこにベテラン俳優を持ってくることで所謂“刑事の勘”的な感じを醸しだしてはいるけれど。
とはいえ、Tシャツ姿ありスーツ姿ありカッパ姿あり事後シーンあり、そして“結婚とかめんどくせーこと言い出したからぶっ殺しました(豪快に煙プハー)”とまぁ素晴らしい坂口憲二PVでございました。うん。まんぞく(笑)。