『平清盛』第12回「運命の再会」

タマキング義朝さんを見ると『華』ってのはこういうことを言うんだろうなーと思い知らされる。清盛パートは音声こそギャーギャーうるさいものの画面そのものはくすんでるってかどんよりしてるってか・・・まぁそれを世間では「汚い」と言われてるわけですが、それは照明とかコンスターチさんの頑張り以前の問題で、つまりまぁ・・・松ケンに視線を引きつけるだけの魅力がないんだろうなぁ・・・ってことをタマキング義朝さんを見ると思い知らされるわけですよ。いつまでこんな低レベルの言い争いしてんだろうなーそれも御所内で^^と思いはするんだけどさ、それでもタマキング義朝と喧嘩してる清盛は演出上のことだけでなく松ケンそのものも多少は輝いてるように見えて、それはやはりタマキングの光を反射してのことなのだろうなーと。
つーかとんでもなくひどい言い草なんだけど、あの顔あの声のタマキング義朝に「お前も俺の子を産むか?」といわれて断われる、いや抗える女がいるとはわたしには思えません。前半あれだけ話題を掻っ攫ったたまちゃんの死がこの子宮直撃プロポーズ(笑)の前では霞んだもんね。ワイルド義朝ハンパねえ。超ハンパねえ。
清盛と時子のバカップルはどうでもいいや(笑)。毎回毎回何度か「ねーよ(笑)」ってつっこんでるけど、時子タックルまでいくともうなんでもよーい(笑)ってなるよw。
一瞬しか出なかったけどニッシー頼盛素敵だったわー!!。涼やかだけどちょっと甘い感じのする佇まいがたまらん。もちろんそれを意図してのキャスティングなのでしょうが、大東兄さん家盛-ニッシー頼盛を見てから松ケン清盛を見ると、ああ・・・うん・・・血繋がってないよね、ていうかモノノケだね!と思うわー(笑)。家盛と頼盛が酒飲みながらもう20代も後半なのに未だ父親から「心の軸が定まってない」と甘やかされてる中二兄ちゃんのこと愚痴るシーンとかないかなー。ないよねー^^。
血と言えばさー、蛭子さんから深きょんと剛くんが作られたってのはすまん、全く納得いかないんですけど(笑)。姉は夢見る夢子ちゃんで弟は世の中舐めてるチンピラとして育ってしまったってのはなんかわかるんだ、ついでに前回のおままごとで徳利から酒飲む滋子も含めてw蛭子さん見てたらそうなるかもなーって。でも遺伝子レベルでは到底納得いきませんよ!(笑)。
でも濃いよね。蛭子さん-深きょん-剛くん-(成海璃子ちゃん)って朝廷とは違うベクトルでここんち濃いよね(笑)。
てかやっぱ剛くんの存在感は独特だよなー。これ画面でも舞台上でも共通だと思うんだけど、馴染んでるわけでもなければ浮いてるわけでもないってか、異質な感じは間違いなくあるんだけど、でもその異質感がその世界で演じる役として自然にハマって見える瞬間があるのが役者としての剛くんを面白いなーと思うところなんだけど、今回は小賢しいチンピラっぷりがいい感じ。いかにも「平家にあらずんば人にあらず」などと調子のりそうなペラさがあるじゃん(笑)。この人がもうちょい成長ってか大人になってどうなるのか楽しみだわ(楽しめるほど出番があるかわかんないけど^^)。


たまちゃんと鳥羽院の永遠のお別れはまぁ・・・よかったのではないでしょうか。正直「我が君」が鳥羽院のことかどうかわたしには判断できないんだけど、鳥羽院が「オレオレ!」って思ったのならばそれでいいんじゃないかなっ、ておもいました。
ていうか紀行で義清改め西行もたまちゃんとこ出入りしてたとか言ってて、史実として知ってはいるけどこの大河でその映像が見たかったです。
あとたまちゃんの計らい(?)で鳥羽院と崇徳帝と雅仁さんが宴会したってのも見たかったー!。
せめてたまちゃんの死を嘆く雅仁さんと慰める崇徳帝の図が次回のアバンにありますように。ありますように!!!。


で、頼長さんの鸚鵡がやっぱり「シュクセイ」って言葉覚えちゃったよー><。頼長さんの伝説を調べれば調べるほどこの先この鸚鵡たんのおしゃべりがピー音つきになるんじゃないかと心配><。
あと息子が帰ってきたから大喜びで宴会やるぞー!って為義さんが叫んだ瞬間部下の誰かに「殿、どこにそんな金が・・・」とコソコソ言われてしまうんじゃないかとハラハラしました。俺の為義像どんだけw。