『平清盛』第21回「保元の乱」

この時代の『戦』ってのはこういうものなんだろうなぁ・・・と思いつつも夜半から明け方までタイマンはりあってる清盛と忠正叔父様に思わず笑ってしまったわw。未だにその存在価値を見出せない兎丸だけど、今回ばかりは「やってらんねー!つまんねー!」って顔する兎丸にちょっと同情したw。だからといってこのドラマに不要であることは変わらないけど。
通清さんの“(ダメ殿の)御心を守るのもまた自分の役目だ”とか、正清を庇って矢に射抜かれる通清さんとか(前回の別れはなんだったのかと・・・)、通清さんの死に逆上して悪左府様に“戦知らねーやつは耳塞いで大人しくしてろ!”と言っちゃった為義さんとか、そんでもっての義朝VS為義とか、いろいろありはしたけどイマイチ迫力に欠けた保元の乱だったなぁ・・・・・・。見せ方ってかテンポの悪さが気になった。戦う男(夫)たちに対しひたすら祈る女(妻)たちってのもまた対照的な演出の一環だろうし、そうでなくともそういう描写が入るのは当然っちゃ当然のことだとは思うんだけど、タイミング悪いわ長いわで勢いってか迫力がダウンしてしまった感は否めない。結構期待してたことを差し引いたとしても、ちょっと肩透かし・・・・・・・・・だったかなぁ。乱戦ではなく局地戦だし、実際のとこそんな感じだったんだろうから本気も本気で命の取り合いしてる源氏に対し平氏はそうでもないっぽく見えたのはいいとしても、せめてガンダム為朝無双からの義朝VS為朝をみせろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!。
ていうかもう45分間(夜討ち軍議含めて)総戦を期待してたんだよ・・・・・・。でも大河に対する昨今の評価ってか風潮を考えてみれば45分間フルバトルとかありえないですよね・・・・・・・・・。
かたや為朝、かたや義朝と共に“源氏”の若武者が揃って提案した『夜討ち』について、同じように『孫子』を引用してるというのにそこから導き出した答えが真逆の信西と頼長様ってのは面白くもあり切なくもあり・・・で非常によろしかったです。同じものを見てるのにどうしてここまで異なる解釈がなされるのか。結局この二人は相容れない運命だったんだろうなぁ・・・って。
そこへトドメとばかりに鸚鵡たんがかつて信西が言った言葉を頼長様にぶつけてしまうのもよかった。鸚鵡たんマジいい仕事するよね。頼長様に捨てられ籠からトテトテと出た鸚鵡たんにどこからともなく飛んできた矢がグッサーって刺さったらどうしようかと気が気じゃなかったです><。
てかいくら長年ずっと仕えてくれていた通清が「死んだ」からってああも逆上する為義さんって心底ダメ殿なんだなーと思ったんだけどさ(戦場で死ぬのは武士の誇りだべ?それなのに棟梁たる人間が通清が死んだんだぞー!と大騒ぎとかねーだろw)、そんな為義さんに一喝されて何も言い返せなかった頼長様が惨めで惨めで・・・・・・・・・。
でもひっくり返った頼長様はさすがの美脚だった。まさに「貴族の足」だった。いや貴族の足なんて見たこたねーけどw。
そしてそれまで顔面蒼白でビクビクしてた崇徳帝がそんな頼長様を見て「そなたを信じた朕がバカだった」と言うとかねぇ・・・・・・・・・・。


次回は矢頼長さんで、その次が為義さんと叔父上の処刑か・・・・・・・・・・・・・・・・・。きっついなー。