『Q10』第6話「退学!! 去り行く友に何ができる? サヨナラの歌とキス」

怖いからノーチェックなんだけど、オタ界隈大丈夫?殺し合いとか勃発してませんか?(笑)。
前回感想にいただいたコメントに対して性的な匂いがしないところがよいのではないか?的なことを返したんだけど、そしたら今回おもいっきり性的で非常に座り心地が悪かったですw。スイッチ入ったQ10ってか前田さん本気だしすぎですw。平太は澄ました顔してあんなシチュエーション望んでるんかいw。
ま、まーね、平太も健全な男子高校生なんですよってなことでね^^。
てかちょっと疑問に思ったんだけど、平太とQ10ってもはやひと目憚らず手繋いだりしてんじゃん?クラスメイトも冷やかしたりすることないじゃん?それはつまり二人がクラス内では「公認の仲」だってことなんじゃないかと思うんだけど、そんな相手がいるにも関わらずコクられる平太って・・・(←『平太が』モテ設定なのがどうにも納得いかないらしいw)。


今回の話は「犠牲」かな。家族のため好きなことややりたいことを我慢することと、好きなことややりたいことを追求するためにそれ以外のことを我慢すること。どちらも生き方として間違ってないってことかなと。それを人生の大ベテランである小川先生の母ちゃんと柳教授に直球で語らせながら、前者の人生を今必死で歩いてる(歩きだしている)のが藤丘であり、後者が影山と河合さんってことなのかなーと思った。人生なんて人それぞれだからこの先は分からないし、小川先生の母ちゃんも柳教授もそりゃあ欲や希望がないとは言わないだろうけど、でも二人とも今の自分を誇りに思ってるというか・・・自分のことが“好き”だと思うのね。だから藤丘も影山も河合さんも、あとまぁ中尾も(笑)、今は辛いし悲しいし苦しいだろうけどそこでどう頑張るかは自分次第ってことなんだろうな。
でさー、前回あれだけ見事な醜態を晒したくせに今回の中尾は打って変わってイイヤツすぎな!。中尾が藤丘兄弟に絡む理由ってかキッカケが「ルナちゃん人形」ってのが絶妙すぎるw。今の中尾の心中を100%占めてるのってQ10というロボットに対する複雑な感情、ハッキリ言っちゃうと「欲望」と、平太にしてしまったこととそんな自分に対して平太が語ったことの意味、なんじゃないかと思うんだけど、それを小学生と会話することで一生懸命咀嚼し、そして消化する中尾にちょっと・・・キュンとした(笑)。万引きの話聞かされてどうすんのかと思ったら一緒に謝ってるしねw。Q10のことで欲望に任せて行動してもいいことはないんだってことを知った今の中尾だからこその行動だと思ったし、その後の藤丘兄弟のファミレス話に安易に口挟まないのも偉かったと思う。ちゃんと自分が藤丘兄弟にとって「何もしてあげられない他人である」ことを理解してたところが。
でさ、流れで一緒にエレベーターに閉じ込められちゃったせいであんなヘビーな会話聞いちゃったけど、だからと言って何もしてあげられないわけだから逃げるってか、目を逸らしてもいいと思うんだよね、藤丘兄弟の辛い現実から。でも中尾はそこで藤丘兄弟との付き合いをやめず、藤丘んちで一緒にパンを食べたりしてる。実際のとこ中尾が藤丘家に何しに行ったんだかわかんないけどさ(笑)、きっとこうやって付き合い続けていくんだろうなって思うとなんかちょっと・・・救われる気がしました。
藤丘んちの前でクラスメイトたちが合唱してたのは・・・・・・一瞬一リットルの涙を思い出したw。
中尾がイイヤツだったのと反対に、今回の影山くんはねぇ・・・・・・。確かに帰り道で影山くんを待つ河合さんの佇まいは重そうだなぁとは思ったけどさ、あの逃げ方はないわよねぇ。てか前回の感想でも書いた気がするけど、マジでこの二人の関係ってどこまでいってんの?。つい先日まで平太にレベル4がどうのこうのって食いつきまくってたはずなのに、あれよあれよという間に修羅場ってるだなんて、最近の高校生って怖いわぁ(笑)。
でさ、かんっぜんに『彼氏の夢のために身を引く健気で可哀想な私』の世界にウットリしちゃってる河合さんが可哀想ってよりも滑稽ですらあったんだけど、河合さんはきっとすぐ忘れると思う(笑)。卒業まではなんだかんだで可哀想な私シチュエーションに浸るだろうけど、大学に入って新しい恋を見つけたら影山くんのことなんか一ミリも残さず忘れると思うわw。でも影山くんはその逆で、気まずくなってからは逃げまくった上に「さよなら」と言う河合に何一つ言ってやれなかったって引きずりまくるんだろうなー。河合に悪いことしたなってずーーーーーーーーーっと思い続けるんだよね。そのうちこの経験を映像化しちゃったりしてw。きもいw。


ここんとこ不足しすぎで禁断症状すら出そうだった平太と久保くんのキャッキャシーンには心から潤いました・・・。可愛い。なんであの二人がふっつーのアホ馬鹿男子会話してんのってあんなに可愛いんだろうか。これだけで1時間でもいいぐらいです。
ベチャってこけた女子がいかに萌えるかその体勢を実演し何がなんでも平太にわからせようとする久保くんの意気込みは言い値で買ってやる!と思いましたが、そうか・・・これは久保くんが山本さんに恋をする前フリだったのか・・・・・・。でもね、確かにクールで大人に見える女子があんなにも見事にコケてくれたらそのギャップにズキュンとなってしまう気持ちはわかるけど、でもね?、山本さんって既に「普段はしっかりしてる」キャラじゃなくね?むしろ弱くて脆い女の子じゃね??。俺はコケた山本さんにギャップは全く感じないけどそこんとこどうよ?と中尾と共に問いたい。中尾ならこんなもんギャップ萌えとは認めねえ!ってわたしの意見に同意してくれるハズ!w。
Q10と出会ったことで“居場所”が違ってしまった平太に代わり、ちょっとでもその隙間を埋めてくれる存在になるのが山本さんってことになるのかなぁ。現時点での山本さんのイメージって『ブレまくりの人』なんだけど、もしかしてそれは久保くんの身体とのバランス取りのためだったりしますか?。適当な表現ができないんだけど、これまで全話通して山本民子という人物像をつかませなかったのは身体に爆弾抱えてる久保くんを“支える”のではなく“支えあわせる”ためだったのかなーなんて思ったんだけど。そうすることで二人の関係が“対等”になることを意識した、とか?。
とにかく残念なことにわたしはおそらくこの先も山本さんを好きになれそうもないので(だって久保くんとイチャイチャしていいのは平太だけだもんっ!)久保くんと山本さんの関係が深くなるのと比例して平太と久保くんの絡みが少なくなることがないことを祈ります・・・。