『警視庁失踪人捜査課』

見所は間違いなくOP映像でした。歩きながらジャケットを羽織りなおす有起哉の後ろ姿に悶えまくり!あの瞬間に即チャプター入れて何回リピったと思う?うふふふふ。
セクスィー部長の相棒が夏みかんってぐらいで事前情報ほとんど入れてなかったんですが、キャスティングに関してはガッツポーズすぎる。あまりの男前祭りにクラクラです。全員わたしの好きな人とかありえんぞ(笑)。あ、高畑さんだけはちょっと苦手だけどでもこの役は悪くないと思います。生意気ですいません。
つーか小日向さんとエンケンさんの関係性と小日向さんと有起哉のコンビ?が好みすぎる。特に有起哉!!ディレクターにクールに接したかと思ったら次の瞬間小日向さんの代わりに実験台やらせれることになって「えー・・・(トホホ)」とかさ、闇金の奴らに舐めた口きかれて表情変えずに椅子持ち上げたところをこれまた表情変えない小日向さんに止められ、事務所から出たところでこれまた無表情かつ無言でゲシゲシ看板蹴りまくる(そんな有起哉を全く気にせず電話する小日向さんw)とかメリハリあってとてもいいわ!説明を何度もさえぎられるのもEDで後輩黄川田とキャッキャしてんのも可愛いしー、これはとてもいい有起哉。
とまぁキャスティング及びキャラ設定に関しては文句ナシ!と言っていいほどなわけですが、反面内容がなぁ・・・・・・・・・。『失踪人捜査課』であって「捜査一課」じゃないわけだから、結果殺人未遂だった事件のその後(の検証やら取り調べやら)はしかるべき部署の仕事ってなことなんだろうけど、愛する男のためにと思い敵対する男を殺す(殺したつもり)ってとこまではいいとしてもあの状況で教授をどうやって運んだんだ?ってのはさすがに疑問が残るだろ。だってまずステージ上で炎が燃えてる演出に紛れて落下スペースで待機し教授の頭を殴打したわけだよね?でも次の瞬間消えた教授は・・・あそこだ!ってエドガー大友が客席後方を指した時はちゃんと持ち場、つまりステージ上に戻ってた。その間どう多く見積もっても1分ないと思うの。スタッフは当然あれがああいう仕組みだって知ってるわけでしょう?ということは教授の姿が見えないってなったらあの装置の中を落下地点から椅子までくまなく探しチェックすると思うのね。でも教授は見つからなかった。つまり助手の女は1分足らずの間に殴打→誰にも見つからないところに死体を隠すってことをやってのけたってことでしょう?。どう考えても到底無理だと思うんだけど。冒頭のナレーションで失踪に見える理由のうち『他殺』を特にフューチャーしてたし、1話の感じからしてどうやらわたしが想像していたような“失踪人を探すことでその背後にある現代人の闇や孤独を描く”とかさ、“失踪人の関係者が捜査課の働きによって真実を知り苦しんだり救われたりする”とかさ、そういうものとはどうやら違うみたいですね。かと言って死体が見つかってから(事件が起こってから)しか動かない捜査一課とそうなる前(1週間のタイムリミット)にそれを防ごうとする失踪人捜査課とのバトル的なものを描くわけでもないし、なにを描きたいのか良く分からない初回だったなーという印象です。でもそれでも最初に書いたように捜査課メンバーのキャラ立ちはしっかり出来てたのはすごいと思う。・・・んだけど、肝心の沢村一樹夏みかんが弱い?沢村さんの高城は静かなる熱血で夏みかんの明神はひたすら真面目なキャラなのかなーってぐらいで存在感が薄いんだけど。ていうか周りが濃すぎ?ってか芸達者すぎるのか?w。そこいらへんはあえてそうしたってか初回で脇を固めるキャストを立てといて、メインの二人は物語が進む中でいろいろと見えてくる・・・という手法なのだろうと期待します。ていうかこの有起哉だけで満足なんですけどねw。