『コード・ブルー 2nd season -』第6話「秘密」

母親の手紙を読んでしまった藍沢たんよりも、(このところ顔出しすぎの)ザンキさんに医療過誤を訴えられそうな緋山よりも、卒業後の進路をどうするつもりなんだ白石&藤川よりも、わたしは結婚の延期を決めたもりもっちゃんのことが気がかりです。三者会談の内容が一切明かされないので実際のとこ轟木さんとニクソンの関係がどの程度のものなのかは分からないながらもこれはマリッジブルーの激重なやつなんだろうなーと思ってたんで、結婚自体を延期?取りやめ?にするぐらい大事だったことに衝撃を受けてます。てかさ、男女の関係は第三者が口を挟むもんじゃないってか、はたから見てるのと当人の気持ちは全く違う(理解できない)ってことは往々にしてあるもんなんだけどさ、視聴者目線で見るともりもっちゃんには落ち度ないように見えるじゃん?だってこれって要するに轟木さんがもりもっちゃんとニクソンを二股かけてて、一旦はもりもっちゃんを選んだものの直前になってやっぱニクソンの方が好きっ><って思ったってな話よね?。それなのにモロモロのキャンセル料を「折半ね」なんてあんな言い方される謂れはもりもっちゃんにはないと思うの!。優しいのはもりもっちゃんのセールスポイントだとは思う。でも今回のことは断固怒っていいと思うってか怒るべき。いいように振り回された挙句金も払えだなんてそんな要求を受け入れるというその気の弱さがもりもっちゃんがフラれた理由なのよきっと!。それとももりもっちゃん側にもこんな酷い要求を受け入れざるを得ない理由があるっていうの!?そうならそれを教えなさいよっ!!
・・・ってぐらい、森本先生のことが気になります。


ていうか今回は(藤川以外)それぞれまぁ激動と言ってもいいぐらいのネタが投下されたレギュラーメンバーの話そっちのけで、スナックで働いてる母ちゃんと医学部を目指している自慢の息子の『親子物語』が良すぎでした。途中までは某司法書士見習いドラマの1話のことが頭にチラついて、どんなに優秀な息子でも母親がこの調子じゃこの先の学費払えんだろう・・・二人ともそのへんどう考えてんだって、と醒めた目線で見てたんだけど、息子のために必死で本当の病名を隠す哀れで健気な母親の気持ちを、それまで母親への愛情を微塵も感じさせなかった息子が「そんなもん、一緒に暮らしてればわかりますよ」と言う一言で全て包んでみせた瞬間ブルって震えてしまいました。この子上手すぎだろう。
で、『秘密』と一言でいってもいろんな意味合いがあって、そのことを「高校生に教えられた」藍沢たんが母親の手紙をどう受け止めるかってのが今後の藍沢たんパートということになるのでしょうが、しかし藍沢父ちゃん・・・いくら藍沢たんが母親の死の詳細を知りたがってるからとは言えど、捨てたはずの息子にどう接していいのか分からなかったにせよ、あんな手紙を人づてに渡すなよと。息子の同僚だということは会話の内容から判断できるとしても、それにしたって見ず知らずの他人に変わりはないわけでさ、まぁ妻子を捨てるような男だし、そのまま一生姿を見せないならまだしもノコノコと母親の前に顔を出すような人間なんでどっかおかしいんだろうけど、もしこの先和解っぽいことになるんだとしても、こんな形で藍沢たんに真実を告げることを選んだこの男は許せんなー。
ザンキさんは父親かと思ったら叔父という微妙な立場でしたが、即相談できる弁護士がいるなんて、やっぱり堅気の仕事じゃないんだろうなーw。橘先生が過剰な感情移入は禁物だと言っていたことや、なにげなく一旦挿管したら(許可なく)抜けないからなーと会話してたことがちゃんとこの件に結びついてるあたりはやはりこのドラマは丁寧な仕事をするなと思ったわけですが、さすがにこれはまずいってかフェローの間だけでどうこうできる問題じゃないよな。予告で橘先生が緋山に責任の取り方を問うような場面があったけど、これ橘先生や田所先生の責任問題まで発展するだろ。緋山のやったことは心情としては理解できるものの、医者としてはやっぱり一番やってはいけない行為だよな。なんのためにきちんとした書類があるのか?ってな話だもん。母親はあんまり賢そうじゃないし堅気じゃない(と決め付けてるw)兄貴の言いなりというか、兄貴の言うことやることには逆らえないタイプっぽいので、自分では納得してる(緋山に罪はない)と思いながらもそれを言い出せずに問題が大きくなったところでようやく兄貴を止めるってなパターンと予想しますが、和解が成立しようが緋山が“医者としてとらなければならない手続きを取らずに独断した”という事実は消えないし、そこを大事故やらなにやらの別件のドサクサでうやむやにしちゃうってのはナシだよなーと思います。