『魍魎の匣』第六話「筥の事」

これぞ京極小説ではあるんだけど、男三人が座卓を囲んで喋ってるだけのAパートとかこれテレビアニメ的には大丈夫なの?w。関口くんの眼鏡越しの目がアップとか京極堂に言い当てられて「うっへぇ!」って言いながらひっくり返る鳥ちゃんとか面白かったし合間に挟みこまれる柘榴には全力萌えだったけどでも基本座ってるだけだぜ?w。原作を何度も読んだし内容はあらかた頭に入ってるつもりだったのですが、京極堂の薀蓄を「声」として聞くとさっぱり頭に入らなかったわ・・・わたしって自分が思ってるよりも遥かに「声」よりも「文字」から、耳よりも目から情報を吸収するタイプなんだな・・・。30分薀蓄でいいとか言ってすいませんでした(声好きという意味では歓迎だけど)。
しかし浪川の鳥ちゃんは説明台詞はとても聞きやすいんだけど、驚く声が若干ウザイなw。三流カストリ紙の若手記者っぽくはあるけど夜中にこのビックリ声聞いたらイラっとしそうw。原作でも京極堂の聞いてる(読んでる)最中は着地点がさっぱり見えない薀蓄のお陰で鳥ちゃんが狙ってる御筥様が属するカテゴリー(ペテン云々)が明確になる瞬間は世界が開けたような感じすらしたんだけど、アニメでもそこは上手いこと描いてたと思う。あと関口のモノローグの形で京極堂が古本屋で陰陽師で拝み屋だという人物説明も上手いこと織り込んでるのも感心したわ。
それにしても京極堂ってば達筆だわー!あの顔であの字書かれたら惚れるしかないw。ていうか顎をなでながら喋る京極堂ヤッバイ!ものっそいカッコイイんだけど!
ていうか柘榴可愛すぎろう。あまりにも可愛すぎるお陰で初見では京極堂の話そっちのけで柘榴の動き(と関口の眼鏡w)に夢中でしたw。柘榴ってもうちょっと可愛げなくて大きな猫を想像してたんだけど、尻尾の付け根が白くて可愛いのね。気紛れっぽく動く尻尾も可愛い><伸び〜〜〜!もめちゃめちゃ可愛い><柘榴担になりそうw。
そんでもって柘榴よりも気合入ってたのが水羊羹描写なwww。なにあの無駄なリアル感wwwww。わたしケータイ捜査官→魍魎って見たもんだから羊羹が夢に出てきそうだったんだけどw。この入魂の羊羹作画はやっぱり筥や匣の暗喩というか「はこ」繋がり・・・ということなのだろうか。
箱屋の話もなかなか分かりやすかったと思うし、御筥様の迫力も文句なしだったし、内容的には文句ナシの回でした。


「まいったなぁ・・・魍魎は、苦手なんだよ」は心底素敵だった!京極堂のイメージとしてはカッコよすぎるし渋すぎるし嫌がってる感じは皆無だったんだけどでも素敵!このアニメは引きが秀逸だと思う。毎回インパクト与えてくれるもん。