『おせん』第5話

よっちゃんさんがみんなのまえでおせんさんにひざをついてちゃんとあやまれたことがよかったです。よっちゃんさんもすこしずつおとなになっているんだとおもいました。


住宅メーカーがある一方でもたいさん棟梁みたいな人もいる。升さんが言ったように大手には大手にしかない良さ(安くて早い)がある。それは事実だと思うし、あらゆる選択肢の中から何を選ぶかはそれこそ客の自由なのに、いくら娘に再考してもらうためとはいえあのやり方と言い方はいくらなんでも強引すぎると思った。そりゃ古くてもいいものはいいし、そういうものを残すことは大切だとは思うよ。でも金の面でも時間の面でもそんな贅沢してられないのが今の世の中ともいえると思うんだよなぁ。そこらへんのことを何一つ織り込まずにただ理想論をかざされても気持ちとしては何一つ動かないよなー。佐田様が演じた娘も自宅まで押しかけてきたおせんさんをきっぱり切ってのけたのを見る限りではバカではないというか、それこそ古いものを残すことの大切さは分かってるけどそれよりも安くて住みやすい家を建て直したほうが“合理的”だって考えた末に結論を出したって風に見えたんだけど、結果としては悪徳業者に騙されたみたいな描写だったのがすっきりしない。だって住宅メーカーの人たちは自分の仕事をしてるだけであって今のところ何も間違ったことはしてないんだもん。そりゃこっからいろんなものが加算されて今提示されてる金額よりも請求額はもっと上がるんだろうけどさ、でもそれってある程度は当然というかそういう仕組みだと承知してるよなぁ普通。しかも升さんたちが“悪者”にされたきっかけってのが居酒屋でのぶっちゃけトークをたまたま聞いた(聞かれた)からってのが安易すぎる。そりゃあの人ら実際に高い買い物する客のことは全く考えてなかったぽいけど、あの人らもサラリーマンでこき使われて搾取されてる身だからねぇ。ぼったくられそうになった上に会社に戻って土壇場で契約破棄になったことを責められるんだろうなぁと思うと社会の末端に属するわたしとしてはむしろ升さんたちに同情したわ・・・。

あとこれはもう難癖の域だけど、あそこまで完璧に出来あいのものを料亭の料理として出し切ったんだから最後の「甘いもの」も葛餅とか抹茶アイスとか和風のものにして欲しかったわw。絵的に(升さんたちの)間抜けさ、滑稽さをわかりやすく際立たせようとしてのことなんだろうなぁと思いはしたけどプッチンプリンはないわw。料亭(で食事したことなんて2回しかないけど)のデザートでプリン出てきたらちょっとガッカリするもんw。あーでも原作がそうなのかなぁ?


まぁでも今回のおせんさんの啖呵はその後へなへなと力抜かして「よっちゃんさん、ビールを1杯」ってお願いするのも含めてそれなりにカッコよかったです。言ってる内容が悪徳メーカーのしてることを指摘して諭すことよりも「15万円、きっちり払っていただきます」って方に重みがあったのはどうかと思うけど(だってあれほんとぼったくりだもんw)、ごくせんがあの内容であんだけ数字取ってんだから、おせんさんにも毎回ああやって啖呵切らせたらもうちょい数字とれんじゃね?と思いましたw。被ってるとか言わないって誰も。どうやら日本人はそういうのが好きみたいだからさw。


次回ゲストは孝太郎さんかー。無駄にオトコマエ比率が高いドラマだよなーほんとw。