『不信のとき』第1話「不妊症・・・情事を覗き見しませんか」

多分狙ってやってることなんだろうけど、やっぱり出てくる人出てくる人が古すぎる。まさに“昭和”って感じ。ぐろけんと石田純一が「ぐっへっへ」なんてやってるドラマを見たいと思ってる人が果たしているのだろうか・・・?と思ってしまう。そしてあのフゥ♪フゥ♪みたいなBGMは何なんだ・・・。なんかすっごい座りが悪いドラマだな。

どーーーーーしても米倉涼子が弱い女に見えないんだよな。結婚がゴールだと思ってたある意味可哀想な女で、それが夫に浮気された挙句愛人に女としては終わってる宣言されて、一念発起して女磨いてみるんだけど、どっかずれてて痛々しい・・・そういう設定なんだろうけど、どう頑張ってもそんなに弱い女にもバカな女にも見えない。むしろ父親が残した借金抱えて水商売しながら静岡の田舎もんのくせしてスチールカメラマンなんてヤクザな商売を目指してる弟の面倒までみてる松下由樹のほうがよっぽど可哀想というかけなげに見えるんですけど。ていうか、松下由樹の役34歳か・・・・・・。見、見えねぇ。高岡早紀の元愛人はかなりいい。こういう女がいっちばん強いんだよ。高岡早紀が夫も子供も持ってる完璧な勝ち組で、米倉・松下はどちらも片方しか持てない(持てそうもない)、言ってしまえばどっちもどっちみたいな滑り出しですが、タッチとしては思いっきりドロドロ大真面目というよりも、ちょっとコント入ってるというか突っ込み覚悟な作りっぽいので、「不妊」の扱い方が評価の分かれ目になりそうな感じだなぁ。

ていうかさー、ぐろけんがモテモテってのがどうにもこうにも納得いかん!笑顔の素敵な優しそうな人ってのはまぁ分からんでもない。ぐろけんの笑顔が素敵かどうかは置いといて、少なくとも石田純一(の外見・役柄)に比べれば確実に誠実そうには見える。役の上でもそういう設定ではある・・・んだろうとは思うんだけど、1話目でそういう雰囲気になるのはいいとしても、お前やりすぎだろ!と。情緒不安定な女房との生活で息が詰まりそうになってるのは分かるけどさ、いきなり浮気まっしぐらじゃねーか。しかもなにかい?「あなたの子供が欲しいの」とかたかが1.2度会ってセックスしたばっかの女に言われてオッケー!まかしとけ!とばかりに避妊もせずにやってまうような男ですよ?バカとしか思えねー。しかもぐろけん。ここもうちょっとさぁ、バカでもなんでもモテるのは分かる!女に取り合いされるのも分かる!って思えるキャスティングにできなかったんだろうか・・・。たとえば大沢たかおとか。たかおの遺伝子なら取り合いになるのも分かる、ってすいません見たいだけです。

オトコマエポジ担当(ですよね?)孝太郎さんは正直微妙。あの眼鏡もあの髪型もぜんっぜん似合わない。孝太郎さんは坊ちゃん役じゃなきゃだめなんだっつの。孝太郎さんの役がどれほどセクシーか?ってのもポイントになるんだからさー。もっとフェロモンでまくってる人のほうがよかったな。そいえば、「先生、取材の時間です」とか言ってた女、米倉のことすっごい目で見てたけど、あの女も絡んでくるんだろうか。弟役の和田くんは予想以上に出番(というかセリフ)が多くて驚いた。この調子だと単なる弟だけじゃなく、ドロドロに絡みそうな気がしなくもないので、ちょっと期待。
とりあえず、初回を見た限りでは石田純一とあの女の子は全くいらんよね。


ああああ、これ牧子で見たいよーう。