2006年7月〜9月期ドラマの感想

なんと言っても今期は「マイ★ボス マイ★ヒーロー」最高!真きお最高!!これに尽きる。キャストにお目当てはいるし話も面白そうだしってんで、それなりに満足できるであろうことは予想してたんだけど、こんなにもこう、楽しいだけじゃなくて魂揺さぶられるような熱いドラマになるだなんて、ほんと嬉しい誤算だった。てつ仮面や星野くんやキモロンゲを始め、キャスト全員誰一人としてイラネと思う人いなかったし、みんなみんな大好きだー!桜なんとかも褒めてやる!そんな感じ。そして長瀬の存在感を改めて感じたドラマでした。確かに長瀬的にさほど目新しいキャラでもないし、演技でもなかったかもしれない。でもそれじゃあれを他に誰がやれる?誰があんな突拍子もない設定を無理なく、いや無理があったとしても力づくで認めさせるパワーで演じ倒せる?あんなひたむきな純粋さを誰がだせる?あれは単純バカな長瀬だからこそできた真喜男であって、長瀬がいなかったら長瀬でなかったら「マイ★ボス」の成功はありえなかったと思う。長瀬最高です。
他に今期全部見たのは「サプリ」(見てたんかい!)と「下北サンデーズ」と「不信のとき」と「黒い太陽」でした。予想外に良かったのが「黒い太陽」で、言ってしまえばショボいキャストだったんだけど、かえってそれが夜の匂いというかハングリーな空気感を醸し出してた。放送回数の少なさゆえか最後が駆け足になっちゃったのがほんと残念。「不信のとき」は突っ込みいれながら見る分にはそれなりに面白かったんだけど、“ウーマンウォーズ”て言うわりには“ウォーズ”してなかったなぁ・・・という感じ。子供をまるで武器のように扱う展開もあまり気持ちのいいもんじゃなかったし、思わせぶりにナレーションしてた杉田かおるが結局単なるナレーションの役割でしかなかったのも期待はずれだった。まゆみの妊娠出産とか終わってみれば余計なだけだったし。もっと雌と雌のぶつかり合いみたいなのが見たかったんだよな。そんな中、大収穫だったのが孝太郎さんですよ。最初はありえねーーーーー!男キャスト地味すぎ手抜きすぎ今更感ありすぎ!と思ったもんですが、眼鏡+着物姿の孝太郎さんも中尾彬風スカーフの孝太郎さんも、どっちもハァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン★でした。常におでこに皺寄せながら「奥さん・・・・・・(いや奥さんとは呼びませんけど)」といわんばかりの悩ましいお顔に毎週ウットリさせていただきました。いやー孝太郎さんヤバイわ。前クール(アテプリ)でのバカパイロットといい今回のクールな書道家といい、両極端な役を演じながらも根底にある育ちのよさが上手いこと出てて、それがようやく武器になり始めてきた感じ。愛人の弟役を演じた和田兄さんもそつなくこなせてたと思います。「下北〜」は・・・・・・。いかようにも料理できそうなキャストをあれだけ揃えておきながらのあの出来には、一つの時代が終わったのかな・・・なんて気にすらなりました。上戸さんの黒歴史になること決定ですかね。
そして黒歴史と言えば「サプリ」ですよ。いやーびっくらこいたね。ここまでときめかない恋愛ドラマってむしろスゲーと思う。ときめかないどころかキモチワリー!とまで思ったからね。おまけに広告代理店の仕事自体にもカッコいいとか素敵だとか憧れみたいな気持ちがまったく湧かない。エンジョイ!てなんやねん。クリエイティブだかなんだか知らんけど、徹夜しても化粧が崩れることもなくいっつも涼しげな女に必死に仕事してます言われてもねー、あーそうですかたいへんですねーとしか言えんわ。もう誰一人として感情移入できる人間がいない。あ、でも田中さんは素敵でした。性格もだけどファッションがものっそい素敵だった。わたし田中さんみたいな女性を目指したい。
そんでもっていっちばんダメだったのがかめなしくんね。っつってもかめなしくんそのものは悪くないと思うのよ。ていうか悪いとは思いたくない。そりゃかめなしくんの演技がキム様のまねっこでしかなくて、それも見るに耐えないまねっこっぷりだったとしても、それ以上にあの石田勇也というキャラクターそのものがダメすぎたんだと思う。ていうかそう思いたい。働く年上女(働いてなくとも構いませんけど)と年下男の恋愛の図って、現実はそうとは言い切れないけど、ドラマにおいては犬っぽい年下男(例:アカ様や瑛太さんや佐藤隆太、俺の好みです)か猫っぽい年下男(岡田様や松本さんやナリ様、俺の好みです)どっちかじゃないと年下男の魅力が解りづらいと思う。石田勇也はどっちつかずというか、ミナミのためならエンヤコラな犬っぽいのに、でもどこかフラフラ気紛れで、紐付けとかないと不安になるような感じがあって年下男としてのキャラが定まってなかったし、人間そのものも口だけ達者な空気読めない頭の悪い子にしか思えなかった。おまけに髪型含めてファッションもだらしないし、全然可愛くなかったもん。そらときめかねーっつーの!そらキスシーンで美咲たんの腰も引けまくるっつーの!月9のキスシーンでキメェェェェェ!と思ったのは初めてでした。あれは衝撃でした。かめなしくんは恋愛ドラマ向いてないと思う。今のかめなしくんでは画面から色気が伝わってこない。職業モノとかやらせたほうが絶対いいと思う。グループの為にもここらでいま一度適正というものを考えてもらいたいと切実に願います。
ということで、次クール。かめなしくんはまたもや恋愛モノです(ニッコリ)。
のだめカンタービレ」はほどほどの期待で楽しみにしてます。予告を見ましたが、まさかあの顔に絵が書いてあるようなさっぶい演出しませんよね?あれは番宣のみですよね?そうだと言ってくれ。瑛太さんの髪が金髪で小出くんの髪がアフロになっててうぉっ!!と思いました。タマキングも後姿は千秋様なんだけどなぁ、口元のニヤケっぷりがどうも気になる。大河内役の遠藤雄弥くんに密かな期待を抱きつつ、適度な気合で望みたいと思います。
ドラマの内容的に一番期待してるのが「役者魂!」オリジナル脚本とのことで、それがどっちに転ぶか・・・かな。松さんに未來ちゃん、香川さんにまこととここだけでテンソン上がるわー。実験的なことが出来る枠だと思うんで、楽しみです。
それから「コトー先生」と「鉄板少女アカネ」は堺さんと塚本くん目当てで見ます。どっちも最後まで見続けられるかは2人の出番の多さによるかな。
問題は「嫌われ松子の一生」なんだよなぁ・・・。キャナメに萩原聖人にターニー、そして一輝と男優キャストはよだれもんなのに、主演が大っ嫌いなあの女なのよね。基本必ずあの女が絡むわけでしょ。主役の女<<<<<どんだけ男がカッコいいか、ポイントはそこですね。
僕の歩く道」と「14才の母」と「家族」は初回の雰囲気によって見るかどうか決めます。特に「14才の母」は妊娠させてまう男のキャストに注目してたのですが、なんと三浦春馬くんとのことで、見たいような見たくないような複雑な気分。
一番楽しみなのは「セーラー服と機関銃」で。つっつんと小市さんのヤクザ姿を想像するだけで今から汁噴き出す勢いです。ンキャ★