あれ?前回グローディを倒してなかったんだ?
ジェラミーの「永遠の命」をグローディに移植し、命を得たグローディから改めて命を刈り取ったら神の怒りが発動したんだと思ってたんだけど、移植しただけだったのか。
てことはヒメノが持つ王の力は「グローディを殺せる状態にするためにジェラミーの王の力である永遠の命を刈り取るために使った」だけってことになるのか。それはなんか中途半端というか、どんだけヒメノの手を汚させたくないのよと思ってしまうな。
最優先目標である「死者ゼロ」を達成できてやったぞイエーッ!は結構だけど、各国はそれなりに壊滅状態になってるであろうわけで、たらればだけど命の移植と同時に命を刈っていたら神の怒りは起きなかったということであるならば、ヒメノがしたことはそれこそラクレスが謝罪していた「判断の誤り」と同じだと思うんだけど。
死にたがっていたグローディの結末が「永遠に亡者の声を聞かされ続ける」という拷問であることはヒメノとジェラミーの怒りと苦しみの代償として釣り合いがとれているとは思うけど、でもそのために「国民の生活」が犠牲になったと考えると、やったー!イェーイ!と喜ぶ王たちとの距離を感じなくはないです。
しかしラクレスとジェラミーの株が毎回ストップ高を記録してるのに対しギラの扱いがぞんざいでさすがに気の毒すぎる。
神の怒りが再来したことで、かねてからそれを予想し準備していた王たちがそれぞれのやるべきことを行う様が描かれていたのに対し、ギラはラクレスのフォローでありアシストをしてただけとは終盤の戦隊レッドの扱いとしてはさすがに酷いと言わざるを得ない。
(あんな足場の悪いところに車椅子に乗ってる人を放置して避難するシュゴッダム国民・・・さすがの民度・・・ということはそれとして)自らに恨みを抱き避難することを拒否する国民に膝を付き謝罪し、そして「自分のことは許せなくても今の王を信じて生きてください」と願うラクレス様にスポットが当たってるもんだから、そのあとの「兄弟同時変身」も印象としてギラは「ラクレスのおまけ」になっちゃってるのは戦隊としてよろしくないよ。
あとこっちはスケジュールの都合もあったりするんだろうけど、「チキューの全国民が避難」する計画においてスズメがなにもしていない(というか存在すらない)のは残念。