『王様戦隊キングオージャー』第40話「我は王で王子なり」

「限界を超えた力」を使ったせいで「身体に相当な負担がかかった」がゆえに動くことができない王達のフォローとしてプリンスを登場させるのはまあいい、というか(企画の都合も含めて)状況的に仕方のないこととして、やっぱり「こっち」の世界観には合わな過ぎて萎えるな。
でもガブティラを探す必要があるからわざわざチキューまで来たんだろうし、去り際のギラへのお願いも意味深に聞こえるし、せっかく来たのに他の王に会うことなくガブティラ連れてダッシュで帰ったとなるとキョウリュウジャーのいる地球も心配だな・・・などと思っていたら、とんでもない爆弾が投下されたんだけど。

2000年前からシュゴッダムはダグデドに仕えてて、長年の忠心に対する褒美としてダグデドが与えた「生物」がギラなんです。ギラはダグデドのコピーのような存在で、つまりダグデドはギラにとってのパパでありママなんです。

マジかー。
今回のタイトルの意味がわからなかったんだけど、そういうことかー。

今回だけみても他の王達は動くことすらできないっぽいのに強がって我慢してるんだとしてもギラだけは戦える程度のダメージに留まってるのはなんでなの?と、ヒメノも驚いてたけどわたしもその疑問が浮かんだわけで、それはギラが「そういう存在」だからってことなら「なるほど」となるし、シュゴッドと意思疎通ができる(操れる)のも全ての創造主であるダグデドと「同じ力」を有しているからといわれたら納得せざるを得ない。

・・・んだけど、でもちょっとまって?けっこうな初期の段階でDNA鑑定によってラクレスと血縁関係にあると判明してたよな?てことはラクレスもまたダグデドに造られた存在ってことにはならんの?
と考えて、いや待てよと、ジェラミーという存在がいるわけだし、ラクレスを産んだ母、つまりシュゴッダムの王妃にダグデドが種付け(言い方)して産ませた子がギラってことはあるか・・・?
でもそれだったら「パパ」であって「パパでありママ」とはならんか。

ギラがどんな経緯で「造られた」にせよ、幼いギラにラクレスが「レインボージュルリラ」を食べさせたのはただ兄が弟におやつをあげたということではなくなんらかの「目的」をもってのことだった、ということか。

いやでも未だラクレスの「真意」がわからないし、この発言も愚かなシュゴッダム国民はじめチキューの民についた嘘であり、ひいてはダグデドを倒すための策かもしれん!いやきっとそう!

と思いたいんだけど、でも公式に「ギラはダグデドが生み出した存在だったのです」ってはっきり書いてあるんだよな・・・・・・。

で、残り10話あるかないかでこんなネタ投下されて、ギラの心ぼっきり折れちゃったけどどうすんだ?と思ったら、ダグデドに操られていたはずのシュゴッドたちが「自らの意志」でそれに抗い、その想いに呼応するようにオージャカリバーが光り、そして改めてギラが「王様戦隊」としてダグデドを倒すことを宣言した・・・のはいいんだけど、バッタだけ「バッタ」呼びなのが可哀想・・・w。

ていうかなんて言ってるかはわからないけどシュゴッドたちの想いは「わかる」と起き上がれる状態にはないはずの王達が包帯むしり取ってたけど、そのときのジェラミーが「おちおち寝てもいらんねえなあ」って言うのカッコよすぎてズルくねえ!?。普段だったら「寝てもいられないねえ」って言うのにここぞというタイミングで輩になるのほんとズルい。