『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第3話

ああ・・・そんなに父親が嫌いなら家をでて独立すればいいだろうにと思ってたけど娘は「なんにもしない」んだね。
そして音楽ではない別の幸せを見つけようと必死でもがいてるならば“この父親”が目障りなのはわからんでもないし、具体的になにがあって父親をここまで毛嫌いしているのか知らんけど、そこでバイオリン弾かずにはいられないとかめんどくせーなーこの娘とは思う。

でもまあここで弾いてしまったからには(そして大輝にそれを目撃されてしまったからには)いつまでも「ツン」ではいられないでしょうし、あとはもう和解を待つだけだよね。

和解といえば、オケに入団した理由は「夏目と一緒に演りたい」ってことなんだろうから、いざオケとして演奏したら周囲のレベルが低すぎて耐えられないと蓮が訴えるのは尤もだとしても、でもちょっとやそっと練習したぐらいで埋まるレベル差ではないのだろうから蓮が「我慢する」しかないだろうけどどうすんだ?と思ってたら、トランペットとチェロで文字通りの「タイマン勝負」をやらせて「いい拳もってんじゃねーか」「おまえもな」展開でズコーw。

でもニヤニヤしちゃったよね。道の駅でこんな二人が演奏してたら確実にキャー!となるわけで、もしかしてこのときの動画が拡散されてオケが注目されることになるのか?。
そんなことになったらアイドル売りされるのがいやで人前で演奏するのをやめた蓮のトラウマ発動しそうだけど、それを見た母親が会いに来るとかね。

しかしなあ・・・またもやリバオケを持ち出すけど、出張コンサートといえばリバオケでは緑黄色のMela!を演奏した回じゃないですか。あの演奏と比べるまでもなく今回の「二人田園」がさほどイイなと思えなかったのがなあ・・・。
大輝の音が気に入らない蓮が二人で演奏することによって大輝の「歌心」に触れどんどんと気分がノッていき、それにより大輝の演奏もどんどん良くなっているんだってことは解るんだけど、リバオケのMela!には画面のこちらで見てるわたしの感情も巻き込むほどの引力があって思わず泣いてしまったことを思うと、この作品の「音楽」は物足りないんだよな。
まあリバオケほど音楽というか演奏シーンに重きを置いてはいなさそうだけど、そのぶんストーリーがしっかりしてるかといえばそうでもないし、なかなかエンジン掛からないなー。