『厨房のありす』

あちらは「数学」でこちらは「化学」なんで比べること自体が間違っているかもしれませんが、“理数系の天才が料理をする”という設定でいうとこちらのほうがはるかにそれっぽいな。

でもそれを説明する前田敦子がうるさい。主人公のありすをマシンガンキャラにするなら通訳をする相棒ポジションは柔らかい感じのキャラのほうがいいのにな。
というか前田敦子演じる和紗のキャラ設定はいいと思うの。ありすに地元では有名の最強元ヤンという幼馴染がいて、ありすの家とは別にもう一つありすの「居場所」があるってのはいいと思うんだよね。
でも説明役としては声が悪すぎる。だからありすの店でありすのアシストをするもう一人の幼馴染がいたらよかったのになーと。

と思ったんだけど、ありすの店に配達しにきた兄ちゃんも幼馴染って言ったっけ?。とすると幼馴染が渋滞するか。うーむ。

それはさておき、わたしこの作品の情報としてメインの三人と主人公が自閉症スペクトラムであることぐらいしか入れてなかったんで、北大路欣也がいてびっくりしたわ。

ありすの店にやってきた客のお悩み解決ドラマだと思ってたんだけど、南朋さん演じる心護となにがしかの因縁があるっぽいキムタエと同じ枠に北大路欣也だけでなく萩原聖人もいるとなると、むしろシリアスなのだろうか。
心護がありすを「引き取った」事情も重めっぽいニオイがするし、それを言うなら永瀬廉演じる倖生はネットカフェで寝泊まりしてた設定だもんな。ほのぼのドラマであるはずがないか。

シリアスの方向性にもよるけど軽めよりは重めのほうが視聴のモチベーションになるタイプなので、前向きな様子見。