『大奥』「幕末編」第20話

これまでいろんな理由・状況で生涯を終える将軍と残された者(たち)を見てきたけれど、家茂と宮様のソレが一番苦しかった。
これほどまでに国のためを思い、それこそ月のものがなくなるほどの重責を担った女性が、死にたくない、もっと生きたいと泣きながら最期に願ったことが「親子様に会いたい」だなんて可哀想で、家茂も宮様もあまりにも可哀想すぎて。

そこに至る過程はどうあれ、発端にどんな思惑があったにせよ、家茂と宮様は紛れもない「夫婦」だったし、大奥という作品をここまで見続けてきたがゆえに「生きるということは結局のところ大切な人と別れていく道行きのことなのか」という天璋院の言葉が沁みるわ・・・。


しかし慶喜はなんなん?この作品の徳川慶喜はマジでなんなん??。
わたし演じてる役によって役者まで嫌いになるってそんなにないんだけど(逆はある。嫌いな役者なのに演じる役が良すぎたりするとそんなに嫌いでもなくなることはある。まあ作品が終わったらまた嫌いになるんだけどw)、大東くんが嫌いになりそうなぐらい慶喜お前なんなん???。