『時をかけるな、恋人たち』第5話

クローンベイビーを過去に「置いてきた」ことで辻褄合わせができたという話があるんで、この作品におけるタイムスリップってのは同一時間軸上のこととしていいと思うんだけど、喧嘩したまま妻と死別してしまった人生を送った老・今野浩喜と死は回避できないけど死ぬ前に夫と仲直りできたことで妻の「気持ち」を救ったのはいいとして、スマホを抜き取られた若・今野浩喜は妻とのやりとりを知らないわけで、2023年に妻が死んだ日から2053年までは「喧嘩したまま妻が死んだ」ことを抱えて生きていたけど2053年のある日突然目の前に現れた男女二人によって過去に連れていかれて妻と仲直りできたから救われましたと、そういうことでいいのか?。
2023年の妻の記憶を変えはしたけど直後に死んでしまっているし、2053年の夫に突如仲直りの記憶が刻まれたとしてもその先の歴史を変えることにはならないからOKだと。

前回と今回は廻に「駆け落ち」することを決意させるための話という位置付けでしょうから、素直に「いい話だった」で納得するとして、「足のつかないタイムボード」だとか「捨てられてたタイムボードを拾いました」とか、タイムボードの扱われ方が適当すぎるのはどうなのよ?w。それぐらいのアイテムだからこそ違法タイムトラベラーが絶えない(だからタイムパトローラーは大変)ってことなんだろうけど。