『コタツがない家』第4話

大学入試を控えた高校三年にもなってなに言ってんだこのクソ息子は・・・とは思うものの、幼少期からそういう不満や鬱屈を抱え続けて育ったところに母親がドヤ顔で妻として母としての自分を語ってるインタビュー記事を読んだらまあ一言いいたくもなるだろうと、万里江自身が「ぐうの音も出なかった」と零したことだし今回はクソ息子の言い分にも理解できるところがなくはなかったし、翌日素直に謝ったし、くだらないことで同僚とケンカしてた父親も自ら歩み寄ってたし、子供の行事に関わることができない妻のためにカメラを回し子供の気分を盛り上げてくれていたというクズ夫のフォローもあったし、これまでで最も心穏やかに見られた。
タツがあった家(これ母親の実家、万里江にとっては母方の祖母宅か?)での母と娘のやりとりもよかったし、この家族は「こういう家族」なんだろうと、画面とわたしとの距離感がようやく決まったような気がする。

そしたら新たに志織の彼氏のヤスヒコが気持ち悪い男ムーブしだしたけど。
面識はあるとはいえ同棲相手の職場に同棲相手の不在時を狙ってアポなしでやってきて上から目線でオフィスを褒め同棲相手の上司に「余計なアドバイスするな。迷惑だから」と言うヤスヒコはもう一度言うけど心底気持ち悪いんだけど(自分は当たり前のことをしたと思い込んでるならこっちも「そういう人間」なんだろうとなるけど、後悔してるところが気持ち悪いってか感情のコントロールができなさそうで恐怖を覚える・・・・)、そこまでハッキリ言われたというのに志織にさらなるアドバイスする万里江も性格悪いよなw。

それで言うと、親にマイホームの頭金出してもらって、夫も一時期はハワイに別荘を買うか?ってぐらい収入があったらしいんで今現在家のローンが残ってるのか、残ってるならどれほどの金額なのかわかりませんが、夫がほぼ無職とはいえ自身は社長をやってるわけだし、息子を1年浪人させることもできないぐらいカツカツなのか?とも思う。だとしたら推薦で大学に入れた息子が留年したらどうすんだ?って話なわけで、1年ならば予備校の費用ぐらいなんとかなるけどそれを言うと息子が現役合格を完全に諦めるだろうから浪人させる金はないと言ってるってことだと思うんだけど、でも父親の700万があればと考えたってのはマジだろうし、万里江が「聖人」じゃないところが肝なんだろうな。