『いちばんすきな花』第3話

椿を訪ねてきた純恋に三人揃って手を合わせるのとか「上行ってなさい」だとかうすら寒いなと思ってしまうのだけど、椿に貰った“訳あり花束”を資源ごみとして捨てられていた空きビンに挿して手を合わせる純恋にはそれとは違う意味で背筋が寒くなったんだけど、なにこの女。

忘れ物を取りに来たあと再度「ちゃんと話をしに」来た相手が何を求めているか、何を期待しているのかを察したうえで「本音で話せなくてずっと苦痛だった。俺には無理だから誰かに幸せにしてもらって」と言い放ったうえで“訳あり花束”を結婚するつもりだった相手に贈る椿ってのは、家族(弟)にすら「本当の貌」を見せてないってことだとはわかるんだけど、その椿に貰った花束をゴミに活けて手を合わせる描写の意味するところはなんなの?ただただ恐怖でしかないんだけど。

一方で紅葉が持参した廃棄処分される食べ物を楽しく会話しながら食べる4人の図があって、それはたぶん対比ではあるのでしょうが、具体的にはまったくピンとこない。

ていうかさ、成長に伴い自分でコントロールできるというか、生き辛さを感じながらも外面を取り繕えて社会生活を送ることができる程度のものだとしても、椿は発達障害気味ってことなのか?。
だとしたら少なくとも椿に関しては他の三人が語る「二人組が苦手」とは根本的なところで「話が違う」と思うんだけど。
単なる「性格・性質上」というつもりで見てたのに、元々その気があるんですよということならば二人組が苦手でも「仕方がないよね」というスタンスで見ることになるわけで、そういう意味では今回描かれたタバコ吸わないのに喫煙所に行って初対面の相手にマシンガントークするのも「そういうことね」となるわけでさ、繰り返すけど「話が違わない?」という感じ。