『うちの弁護士は手がかかる』

わざわざ新枠を作ってコレかー。
ムロツヨシ平手友梨奈のキャラ造形、弁護士事務所スタッフのキャラ設定・配置、証拠がないなら現行犯ってんで暴言を社内放送からの脅しという手法等々どこもかしこも既視感しかない新鮮味皆無で、もう一度言うけど新枠でコレかーってのがまず最初に出てくる感想です。
そして「枠」として考えると、これが月9でONEDAYが「新枠」ならしっくりくるのではないか?てのがそれに続いて思ったことでした。

メインの二人が出演することぐらいしか情報を知らずに見たので最後に江口のりこが出てきてほんのちょっとだけ視聴モチベが上がったけど(10段階で1にはなった)、それはさておき顔面の種類真逆の二人が「姉妹」って・・・と思ったら「異母姉妹」なのか。それぞれ母親似ってことね、なるほど。

しかしこれ法律の知識は凄いけど人間的に未熟な弁護士を長年マネージャーとして女優を支え続けてきた中年男がサポートするという「コンビ」はいいとして、初回から思いっきり「グレー」な結末なんだけど毎回こんな感じでいくんですかね?。だとしたら法律の知識で戦わない(戦えない)のに『この性格』の弁護士ってキャラとして成立しなくない?。法廷で証人に手のひら返しキメられたからってあのうろたえようは人間的どころか弁護士としてもダメダメすぎんだろ。
その破綻したキャラを「万人のイメージ通りのムロツヨシ(が演じる役)」がどう陰日向に支えていくか、というのがこのドラマの肝なのでしょうが、その「イメージ通り」がそもそも好印象ではないわけで、それでいてコメディ調で作られるとかえって不愉快になるんだけど。

あ、パワハラプロデューサーの暴言が全館放送されたとわかるやいなや無言でそそくさと撤退する大倉孝二は良かったですw。


連ドラ好きとして新枠は歓迎したいところだけど、これは完走できる自信がないや・・・。