『グッドパートナー 無敵の弁護士』第4話

4話にしていっくん赤星を砂清水さん路線にシフトさせたかー。コミュニケーション不足が理由の親子喧嘩の話のオチとして“赤星ひとり蚊帳の外”な状況を用意するにあたり、緊急入院という手段を取るのはいいとしても、尿管結石からの持病のヘルニアが悪化って、普通に盲腸ぐらいでよかっただろうになんでそんなに盛ったよと(笑)。尿管結石って超絶痛いらしいね(笑)。
今のところ山崎育三郎が一番輝くのはこの使い方だと思うんでこれはこれで正解だと言いたいところですが、そうすると熱海の立ち位置というかキャラ作りがますます難しくなってしまうというジレンマ。
4話まできても一向に熱海が咲坂の“グッドパートナー”になる気配は見えてこないし(娘がひとりで泣いてたし、最終的にはやっぱり夏目がなんだかんだで公私ともにグッドパートナーってな方向に進みそうじゃない?)、いっそ熱海の“相手”は赤星にして、赤星のボケにひたすらツッコむ熱海くんってな関係にすればいいのに。そこに茂木ちゃんを加えて 熱海→茂木→赤星ってな三角関係をスパイスとして入れればちょっとした枝になると思うんだけど。
あと、今回はなにげに大倉孝二回だったけど、入院した赤星の代わりに休日出勤までするも「それは弁護士の仕事」として一線引かれてしまう現実について、もうちょい掘り下げてほしかったなぁ。
案件のほうは、思いっきり某家具屋の父娘バトルを下敷きにしながらどう解決までもっていくのかと思いきや、記者会見のリハーサルと称し父親の本音を引き出し、それを息子に立ち聞きさせるという非常にドラマ的な手段でもって和解に持ち込んだわけですが、父親の背後に控えるモブ社員たちの訴えと、なにより息子が咲坂(神宮寺法律事務所)との契約を打ち切り新たに雇った弁護士もグルだったというちょっとした仕掛けがよかったわー。
思うに、この弁護士のひとって同期の中で一番キレる男と言われるぐらいだからたとえ同期とはいえ咲坂が“使えない人間”だったらこの話に乗らないんじゃないかな。咲坂の実力を認めているからこそこの茶番に手を貸したんじゃないかなと思うの。このちょっとしたやりとりでそんな想像が出来るし、事務所全員で長年の顧客の親子喧嘩を仲裁するも赤星だけ仲間外れなオチまで含めw今回は面白かった。