『ばらかもん』第7話

想いを込めた字には魂がこもっていて、ゆえに人の心を動かす、それが「良い字」だという話があって、

「お前の字は私の教えに真摯に取り組んできた素直な字だ」
「お前の書は努力と意地で人の心を打つ」

沁みた・・・沁みたよ・・・。
遊び心も絵心もないし書道家には向いてないと思ったけど、それでも教えを守って努力をしてきたがゆえの「美しく正しい字」であり、それは人の心を打つものだという清明さんの言葉はわたしの胸にも沁みた。

清舟が脳内で父親の字を評価・解説してたけど、子供相手のちょっとした字ですら表現力の違いは明らかで、しかも清舟が「子供相手」として小賢しい計算をして書いてるのに対し清明はお題から受けたインスピレーションを「字」として表現し、そして子供たちの心を掴んでた。
たぶん、館長が「つまらない字」と評したのはそういうこと(そういうところ)なんじゃないかな。
でもそれを、息子がそのことを思い出してることを察したうえで、忠実に教えを守り真摯に重ねてきた「努力」を認め褒める清明先生が師匠としても父親としても優しすぎるー!。

そんな親父を「越えられない、期待に応えられない」と言う先生はぶさかわ泣き顔だしよー、息子は「親父のようになりたい」と真っ直ぐ言い、親父は「息子のライバルでいたい」と言い、なんだこの親子最高じゃねーか。


そしてお見合いを阻止したい(島に居て欲しい)気持ちは同じであっても「ダメだ!それに乗ったらダメな気がする!」なヒロシが今回いちばんかわいかった。乗ってほしくはあったけどw。