『VIVANT』第4話

乃木の素性というか所属というか、物語のなかでの立ち位置が「別班」=「VIVANT」なのではないかということは大方の視聴者が早い段階で予想できてたことだろうから、誤送金問題が解明されるこのタイミングで明かすのはいい展開だし、さてここからどうなる?という興味は多少湧いてきたけど、別班としての乃木は「F」が意識を掌握した状態で普段の乃木(憂助)は自分が別班であることを知らないのかと思ってたんだけど、捕らえた山本を前にしてのFと憂助のやりとりからして憂助の人格も含め「乃木憂助」が別班ってことなのか。

で、実はテントのモニターである山本が実はスーパーハッカー「ブルーウォーカー」である太田を使って誤送金を装いテントに資金を横流しし、その罪を乃木に被せましたってな真相だったけど、山本がモニターだってことはジャミーンが持ってた写真を見て「解った」ってことでいいのか?。
まさかこのドラマが始まった時、つまり誤送金が判明した時から(送金作業に関与することはわかっているので)自分が責任を問われることになることも含め山本の仕業だと解ってて、テントの情報を得るためにこれ幸いとバルカに飛んだ、なんてことではないよな?。
別班ならば金の流れ込みで誤送金のカラクリは瞬時に予想できていて、ただ「誰」がそれを行ったのか、つまり「テントのモニター」は誰なのかまではわからないので流れに乗じて金を取り戻すという名目で自らバルカ行きを志願しましたってことだよな?。

であっても実は別班ってことになるとバルカでのあれやこれやの大半(連れションして荷物持ち逃げされたこととか)は演技というか、別班としての活動の一環ってことになるんだよね・・・。公安が動いてることも当然掴んでて、資金を追うなかでなにかあれば必ず自分に接触してくると読んでいて、そんでもってのあの逃避行(乃木にとっては調査活動)
ってことになるんだよね・・・。

その目的はテントのモニターを炙り出すことで、炙り出されたのが同僚の山本で、聞きだした内容があの程度って、なんつーか・・・別班の活動コスパ悪くねえか?。
まあ山本の写真を持ってたことと、その身柄は自分たちが引き受けると役所広司二宮和也に言わせてるぐらいだしジャミーンにも秘密というか「実は〇〇」があるんだろうからジャミーンと知り合ったことが今後の展開のなかで大きな意味を持つことになるんだろうけど、砂漠で死にかけたり汚物まみれになったりラクダさんを酷使したりして得た情報が自白剤でヘロヘロ山本のこれだけってのはちょっとなーという気が。

てかさすがにジャミーン親子との出会いは偶然だよな?。親子が日常的にあのへんを通行路にしてるのだとすればスマホのライトをつけて倒れていれば拾ってもらえる可能性は高いだろうけど、そのまえの砂漠を歩いてるときの憂助とFの会話は親子との偶然の出会いを計画してるソレとはいくらなんでも思えないから。
だとしたら偶然親子に見つけてもらえなかったらマジで死んでた(だろう)ってことになるわけで、となると砂漠を彷徨う理由となった連れション持ち逃げも普通に“運転手に嵌められた”ってことになるのではないかと思うわけで、なにやってんスか別班さん・・・と言いたいw。

なにやってんスかと言えばヤク中不倫野郎の小日向さんですが、単なるミスリード要員ならば豪華だけどミスリードにしてはお粗末すぎるんでここも「実は〇〇」だろうけど、別班かテントかどっちだろうね。

そしてようやく登場した松坂桃李はここまで引っ張ったわりには「別班です」ってだけでわりと拍子抜けしてるんですが(キャラ的にも見たことがありそうな松坂桃李だし)、実は竜星涼も別班だとにらんでるんで(公安に潜入してる別班で、バルカにいたのも野崎のサポートと見せかけて実は乃木のサポートだったとか)、この先憎まれ口をたたき合いつつ背中合わせになる松坂桃李竜星涼をください!!!!!。