『最高の教師 一年後、私は生徒に■された』第3話

旦那の話でぼんやりと1周目の九条里奈が「どんな妻」であったのかを察することはできたし、旦那が自覚してるように結局旦那自身の気持ちの問題だったってことなんだろうけど、「離婚したくない」と妻が自分の気持ちを口にして伝えてくれたことが嬉しいからって離婚の話はナシでとかなんだこの旦那。
ていうか里奈の友人と友人みたいってか、「オス」「メス」とかなんなら里奈より気の置けない関係っぽいんだけど、旦那が離婚したい理由は「実はこの友人と人生をやり直したいから」ってことかと思ったのにチェッつまらん。

友人たちはヤバイとなれば助けに入ると言ってくれてるし、なんでも話してなんでも聞くからと宣言してくれた夫に「今2周目である」ことを話したことでこれからは相談したり弱音を吐いたりできるようになって精神面での負担が軽くなったところでいよいよクラスのカースト上位にいる奴らに手を付けていくってな感じ?。すっかりただの学園ドラマになったな。

で、自分を殺した犯人であり理由を突き止めるというドラマではなく学園ドラマとして見るならば、里奈がそれを意図してるのかわからないけど(裏事情としては限られた話数で生徒全員にスポットライトを当てなければならないがゆえのことだろうけど)「二人ずつ」攻略していくってのはいい戦略なのではなかろうか。工学研究会の子が言っていたように「二人なら」耐えられるってのはあるもんな。
となるとやはり芦田愛菜は特別であり別格ってことになるんだけど、それで言うと今回突如科学準備室にやってきた奥平大兼くん演じる生徒の立ち位置が気になる。

しかしこれ里奈が「未来を知ってる」からこそ里奈の言うことは的を射てる=生徒の心に刺さってるところは多分にあると思うんだけど、鵜久森さんは死ぬわ瓜生は転校するわ工学研究会の作品はぶっ壊されるわ、さらにこの先もまだその手の出来事を踏まえての説教が続くのだとしたら本来のクラスはどんだけ酷い状態だったんだってな話よな。
そして内心はどうあれ里奈はそれを傍観してたんだろうから(工学研究会の鍵を取り上げ相楽たちが部室を私物化してることを顧問に報告してもなんら対応しなかったようなので学校自体がまあそういう体質なんだろうけど)、里奈に殺意を抱いていたのはひとりじゃないのかもね。