『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』第8話

殺した(刺した)と見せかけて「お前は今死んだ。これからは生まれかわって人生をやり直せ」を令和で見るとは。
そして「想いを告白する松下洸平」はやはり絶品。

あまみんと眞島さんときたらキントリなので、どうしたって気の毒であり申し訳ない気持ちになってしまうのはそれとして、涼子の後輩を騙した詐欺師への仕置きの仕方からの後輩へのケジメの付け方はめっぽうカッコよく、だからこそ貴山の告白にグッとくるし、調査という名目とはいえあんな格好までして久実と“デート”するわ(バッティング酷すぎww)貧乏ゆすりしまくるわと冷静さの欠片もない姿を見せ続けたところでこの告白と、今回は松下洸平の真骨頂回であった。

貴山のこの告白が最終的にどこへ着地することになるんだろう。


でさ、ていうかさ、眞島さんの新藤は「バカがつくぐらいのお人好し」扱いで終わったけどさ、発端は詐欺(に遭ってる)だとしても恋人の病気を治したいからといって勤務先で横領しようとするわ、高校時代の先輩を色仕掛けで騙そうとするわ、バリバリのクズだとわたしは思うのだが。
大切な人を助けるためなら「なんだってする」と決意したものの、横領しようとしたけどできなくて、先輩を騙そうとしたけど騙しきれず、でもそもそもの病気が嘘でした、騙されてたんですよとなったとことで「良かった。病気じゃなかったんですね」ってなことなら「バカがつくぐらいのお人好し」で納得だけど、横領に失敗したからといって他人を騙して金を得ようと考える時点で「お人好し」じゃねーだろと。

・・・と、そう考えさせられることがこの先の展開に対する感情面での仕込みだったりするのかな。