『ラストマン-全盲の捜査官-』第7話

本当の父親が犯した殺人の被害者が皆実の両親であることを心太朗が知った。
心太朗に対し「やっぱり隠し通すことはできませんでしたね」と皆実もそれを認めた。

必要なのはこのことだけで、いよいよここから「本筋」が大きく動く前の最後の箸休め的な、これまで以上にゆるゆるっとした回だったことだしそこに突っ込むのは野暮ってもんだとは思うんだけどさ、顔だけなら「整形」でいいけど体形・体格まで変わっちゃってんのはさすがに無理がありすぎでしょ。それを見抜けたのは「目が見えない皆実」だからってところが肝なんだとしても。
そしてこういう事情・背景があるとわかったらわかったでこの女にスパイ容疑をかけるアメリカがマヌケってことになっちゃうよな。
むしろアメリカが目を付けるべきなのはこれだけの整形技術の持ち主のほうだろう。

ということを差し引いても、愛する男のためとはいえ他の男の職を奪い罪に問われるようなことをしてるわけで、これを“愛の話”としてまとめちゃうのはわたしは好かん。皆実さん女に甘すぎですやん。

ってなわけで、「元妻」の存在を疑ってた(←わたしが)ところに登場したガチの元妻が木村多江ってのはナイス配役。
張り込み車両内のやりとりはテンポが良くて面白かったし、事件解決後のやりとりのしっとり感はさすがのキムタエ。