『それってパクリじゃないですか?』第4話

あれ?北脇はともさかりえが所長を務める特許事務所の社員だと思ってたんだけど、元は開発職でバリバリやってたけど自分よりも才能のある同期がいたもんだから開発の仕事には見切りをつけて同期をサポートすべく知財の仕事に回ったという事情があるんですよということは、北脇は親会社の社員ってことなのか。え?じゃあともさかりえはなんなの?どんな立場で月夜野に出入りしてんの?。

・・・などという疑問を抱いてることでわたしがどれほど適当に見ているかが判るでしょうが、適当に見ているにも関わらず今回の主人公はムカついた。

ここまで「知財」という切り口で商品開発にはどれだけ多くの人たちの努力や苦労があるのかを思い知ってきたはずなのに、「ちゃんと話をしたい・聞きたい」という『自分のエゴ』で他社に登録申請の先を越されるとかなんもわかってねーじゃねーかこの女!だし、月夜野だけでなく親会社の意向も関係してるんだからそのバカ女を突き飛ばしてでもクリックしろよ北脇!と、なにもわるくない北脇さんにまでイラついてしまった。

ゼロから開発している「商品」に纏わる諸々を権利として守りたいというこれまでの案件とは異なり、今回は「ツキヨン」という昔からあるキャラクター?を自社のプロジェクトのために商品登録しようってな話であり、「万人に愛されているもの」を一企業が独占するのは違うのではないかという亜希の意見はまあ一理あるんだろうし(そもそも社を挙げて取り組んでる一大プロジェクトの看板に既存のキャラクターを据えようって時点でどうかとは思うしな)(でも土器子ちゃんとやらも誰のものでもないキャラクターで金稼いでるんだろうけど)、だから北脇さんも最終的に「取らないほうがいい陣もある」に言い返すことができなかったのでしょうが、それでも会社の都合で未経験の部署に異動させられたことによる知識不足や判断ミス等が理由なのではなく、親会社のそれを含め利益に直結する業務を「自分の感情」でもって拒否したわけだから亜希の行動は会社として大問題だろうに、結果として炎上せずに済んだからむしろお手柄扱いされてんのがまたイラつく。

この手の主人公は大がつくほど嫌いなタイプなんだけど、亜希はそんなでもないかなーと思ってたもんで可愛さ余ってじゃないけど一気に「嫌い」になってしまったのだがさあどうしよう。