『競争の番人』第2話

ヤマコーさんの「悪役」は悪くないんだけど、田舎のホテルが花屋虐めしてる話をここまで引っ張られてもなーという感じ。

初回は(前クールと比べて)面白いと思ったけど、ダイロクメンバーの性格とか立ち位置とかが解っての2話はやってること1話と変わらなくない?としか思えず、作中で「一勝一敗」と言ってたことだし局面は変わってるんだろうけどそういう感じはしないというか、今回の「1勝」も不在時を狙ってのガサ入れで業者虐めの証拠をある程度揃えることができたといっても雲海は部下に罪をぜんぶ被せて終わり(切り捨てられようとしている部下は半泣きで雲海を追って行ってしまった)だからスカッとしないし、口説き落としたつもりの支配人が裏切って雲海に寝返り小勝負と白熊を閉じ込めたけど、予告には普通に表に出て活動してる二人の姿があって、助けだされるか自力で脱出するか、いずれにしてもどうせ外に出られるんだから(閉じ込められたことを小勝負がなんらかの「材料」とするのでしょうから)そこはいいとしてもそもそもガサ入れ基地にガサ入れした職員全員がいる状態で火をつけて証拠隠滅&口封じするならともかくこの状況で二人だけを監禁してなにがどうなるの?って話で、話自体が単調なんだよな。

“ウエディングカルテル”という本丸も、その地に住みしきたりやら付き合いやらの理由から3つのホテルのどれかで結婚式を“しなければならない”人にとっては酷い話となるのでしょうが(公正取引委員会の職務はそれとして)イヤなら多少遠くてもカルテルに属さないホテルでやればいいんじゃないの?としか思わんし、元彼の遺言状と同じくやっぱり「話そのもの」がつまらん。

挙句、初回では「確保!」とかやらかしてた白熊なのに、違法植物の販売が行われていたことを知っても結局何もできない・しないとか、この人が「元捜査一課」であるという設定の意味が2話にしてなくなっちゃってるし。

雲海を足止めしろと言われた加藤清史郎くんの六角も、たった1度雲海の前に出て突っ立っただけで「無理」と諦めてしまったうえに顔に絆創膏を張って「身体を張ったけどダメでした」と『小細工』するようなキャラになってしまったし、なまじ初回を面白いと思っただけに2話でこの失速は厳しい。