『義母と娘のブルース』

佐藤健が出ることだしあたりまえに全話見るつもりでいましたが、まだ初回であることを差し引いても面白い面白くない以前に何がしたいのか(何を描こうとしてるのか)、コメディなのかそうでないのかすら全くわからなくて始終真顔。大人になった?みゆきが過去を回想する形でナレーションしてることや「ブルース」という言葉、そして主題歌がMISIA、なにより脚本が森下佳子ときたら向かう先、方向性の予想はつくけど、であればなぜこのコメディ調の演出なのか。なんとかして子供の心を掴もうと(掴まなければならないと)必死になるキャリアウーマン亜希子が腹芸を仕込むにしても、それを部下に描かせるだなんてどうかしてるし、どんな意図があってこういう作りにしたのだろうか。
取っつきやすさを求めたのだとしたら逆効果というか、「初回があんなじゃなかったら脱落者はもっと少なくてすんだだろうに」という結果になる気がするなぁ。
初回は完全にバーターの若手俳優が演じるような役割でしかなかった佐藤健がどういった形で物語の鍵を握るのか?という興味だけで見続けるのは厳しそうなので、できるだけはやくエンジンを掛けてもらいたいところ。