『正直不動産』

思ったより悪くはないけど、どちらかといえば市原隼人で見たいなーと思い続ける初回でしたが、でも山崎努の存在と天秤にかけるとこれでいいってか、天秤に山崎努を乗せた瞬間地面にめりこむ勢いでそっちに傾くよね。それぐらい久々に見る山崎努の存在感が圧倒的。

嘘がつけないからって銀行の行員(初対面の女)に「金貸してください」と言ったり、このままではタワマンの家賃が払えないと言った次の瞬間ボロアパートに引っ越してるというコメディ演出を淡々と(棒とは言うまい)演じてるのが却って面白い気がするし、引き続き見てみようと思わせるものはあるけど、ただ「嘘がつけない(言いたくなくても本音が出てしまう)」主人公の言動で楽しめるのは初回だけだろうし、ここからどう話を進めていくのだろうかというワクワク感はさしてないんだよなー。
魑魅魍魎が跋扈する不動産業界で「嘘がつけない男」がどう立ち回るのか?というところにさして興味がわかないのはやはり演技力・・・が理由だろうか。

あとまあ初回は特に気にならなかったけど(むしろどこに「居た」んだ?とすら思う)降板したキャストが演じてる役をまるっと「なかったこと」にすることでこの先不自然・不十分な描写が出てくるようだったらそっと録画予約を消去しようかなと、そんな感じです。