『天国と地獄~サイコな2人~』第9話

予告を見てもっとも謎であった(中身がどちらであれ)日高が青島のコスプレしてることについて、劇中でひとっことも触れられることがないまま終わってしまってわたしのこの何とも言えない気持ちをどうしたらw。

望月彩子の中にいる日高陽斗の考えた通り、すべての材料・条件をそろえたうえでの階段落ちで身体と魂が元通りになって、でもそこへセク原がやってきたってんでなんとか追跡を巻いて車でやってきた八巻にピックアップしてもらった。ここまではいい。
車中で主に望月が状況説明・確認をしてる後ろ(後部座席)で日高がズボンを脱いでる(というか着用しなおしてる)カットがあったんで、やだ日高さんもとに戻ったか下半身で確認してる!!それ民王でもやってましたよね~とニヤニヤしてたら青島コーデが完成してて、指名手配が掛かってるから服を変えたってことはわかるけどでもだからなんでよりによって青島スタイルよ?ってことが昔話をする日高とか、兄貴と船上で再会した日高とか、東朔也に殴りかかって泣きながら説教する望月とか、兄貴と弟の会話とか、船上の捕り物を見ながらもずっと気になって集中しきれなかったんですけど、これ単なる八巻の趣味ってか、青島に憧れた八巻が青島コーデ一式揃えたものの着る機会がなかったものを日高の着替えを持ってきてと望月さんに言われたからこれ幸いと持ってきたってマジかよw。

で、東朔也と日高陽斗兄弟が再会したことで、事の次第はあらかた明らかになったけど、わたしはこれをそのまんま信じたくはない。
こんなざっくりと言ってしまうと「兄弟愛の話」になるならだから玉木宏レベルを持ってこいって話でしょうよ。
「陸の師匠」が玉木宏レベルだったら最初から『何か関係がある』とバレバレなわけで、迫田孝也だからこそここまで引っ張ってこれたんだってところは否定しないけど、それとこれとは話が違うってか、感情問題なのよ、これは!。

なので“余命宣告を受けた兄が連続殺人犯の持ち物だった漫画に触発されて残り時間を使って悪人(というか恨んでる奴)を殺そうとしてるんで、「たった15分」の違いで恵まれた人生を送ってきた弟は「たった15分」違っていれば自分は兄だったと、だからせめて兄を最期まで逃がそうと考えました”ってのは日高陽斗の『作り話』で、実はぜーんぶ日高陽斗がやってました!ってな真相であってほしい。

ってのは真正サイコパス高橋一生が見たいというわたしの願望であり希望なんだけど、もうひとひねりあるとしたら兄と弟が逆なんじゃないかなぁ。兄・東朔也がサイコパスで、弟を丸め込んで入れ替わり余命僅かの身体と罪をぜんぶ引き受けてもらおうという策略だとか。
だって望月が洗浄剤について聞くべく最初に接触したときの日高って、五木さんが言う「日高くん」とも妹が語る「お兄ちゃん」とも、やっぱり違うと思うんだよなー。だからあのコンタクト騒動で兄と弟が繋がって(そこは運命だったってことで)、その後で兄と弟が入れ替わって、さらに日高陽斗と望月彩子が入れ替わったってことなんじゃないかな。
船室での兄と弟の会話は誰も聞いてないはずだからあの場でまで「兄」と「弟」を演じる必要はないだろうと、だから入れ替わってなどいないとなるところですが、そこもまたサイコパスの策略で、この会話も録音してました!ぐらい「高橋一生が演じるサイコパス」には用意周到であってほしいんです。

日高のアリバイ工作を命じられ、うだうだ言いながらも人の金(クレカ)だと思って食道楽しまくる八巻は文句なしの可愛さでした。分刻みのスケジュールで食いまくってるやんw。
ドラマ開始直後は黒に転じる可能性はかなり高いとみてたんだけど、八巻が癒しキャラとしてここまで成長するとはなー。ばたやんさんいい役貰ったな。