父親は若い女と会っていて、母親はヴァンパイア小説を描いていることを夫に隠してて、長女は実の父親と会おうとしている(た)
という問題を眼鏡っ子同級生という頼もしい相談相手はいるものの小学生である長男が一人抱える羽目になってて(いや自分の意思で盗み聞きしたり盗み見したりしたわけで自ら首突っ込んだ状態なんだけど)、その状態で最終回って、メイン(?)であるつるつるの存在もあることだし一体全体どうするのだろうか?と思ったら、「吉丸家を突然訪ねてきた八神隼人」キッカケで家族問題はあっという間に解決し(でも八神隼人的には「なんのはなし・・・?」ww)、「あなたの脚本には愛がある」の一言でもって全話描きたいと、書ききる!と決意することでつるつるを昇華させてしまうとか、終わってみれば『八神隼人のなんかしらんオーラすげーな・・・』としか言いようがない・・・w。
そしてやはり北村有起哉の巧さにうなる。自分には才能があるのだろうかと聞く吉丸に「10年後も脚本家として仕事を続けていられたら才能があるってことになるんじゃないか」という、恐ろしく深い一言をこうまでキメられる北村有起哉にクーッ!!とならずにはいられませんでした。
北村有起哉と岡田将生、それから小池徹平という脇としては豪華&達者なキャストを揃えたことにより主役の生田斗真が多少割を食ったというか、その魅力を存分に発揮できたかといえばそれほどでもなかった・・・とわたしは思うのですが、家族+仙川も含め周りの魅力を立たせつつもしなやかに物語の真ん中に立つことができるバランス感覚はいつもながら見事でした。口から液体出させたら斗真の右に出る者はいないことも改めて確認できたしw。