『病室で念仏を唱えないでください』第9話

ああ、女の子の体調が急変したことに対して前田公輝くんの9田沼がなんかしたってなわけじゃないのか。疑ってすまんかったと田沼に謝ります。

で、そこはもう「不運だった」と言うしかないらしく、だからこそ余計に濱田は苦しいと。

で、その濱田を救うのは当然松本になるわけだけど、濱田と松本を繋げるのがヒロインではなく泉谷しげるのおじさんで、「救うことで救われてる」という共通点ってのはなんかイイよね。内容はつらいものなのに心穏やかにみていられた。

そこからの女の子の願いである「砂遊び」を始めて、泣きながらもガチで砂遊びして、できあがったのがガチパンダ(作り終えた二人が並んで両手を揃えるオペ前スタイル)。

そんでもって濱田がイップスから抜け出せるよう「全力でサポートする!!」と言った松本が何をしたかといえば、手術してる濱田の横で念仏を唱え続けるという(笑)。サポートってそっちかーい!(笑)。

いやあ・・・初回からずっと「なんでムロツヨシやねん・・・」と思い続けて9話まで来ましたが(諦めがわるい)、今回ばかりは心底ムロツヨシでよかったです。僧侶姿の伊藤英明と雨のなか泣きながら砂遊びするのがイイ男(具体的に誰ってわけじゃないんだけど)(ぐっさんはちょっと違うしな)だったらあまりにもけしからんが過ぎることになったと思うので、ムロツヨシでよかった。もうなんでムロツヨシやねんとは言いません。

メインは濱田の話だったけど、大好きな友人を喪った日から封印してた釣りをおじさんと一緒にして、泣いて、もっと早く悲しめばよかったと言いあって、そしておじさんとその家族との「どう死ぬか」は「どう生きるか」なんだと、それを考えることは決して後ろ向きではなくむしろ前向きなことなんだ、という松本の話も沁みたわー。
松本が当時かなづちで、溺れてる友人を救えなかったから水泳を習い、日本一の選手にまでなったとかいうのにはびっくりしたけど。あれは松本の「煩悩を捨てられない」ことを表現するためのシーン(+視聴者サービス)ってだけだと思ってたんで。

残すは最終回のみ。今のところ数字こそ振るわないもののわたしにとっては「好きなドラマ」として記憶に残りそうな位置にいるんで、このまんまいい感じで終わってくれたらいいな。あわよくば「大好きなドラマ」になることを期待してる。