『恋はつづくよどこまでも』第9話

「俺がどれだけ我慢してると思ってんだ」から流沙世コンビの乱入で天堂先生が「バッ」という擬音が見える勢いで佐倉から身体を離しごろりんしたところでCMに入り、CMが明けたら二人仲良く出勤してて、そんで車に轢かれそうになってる小学生を助けたら次の瞬間辺りで人がいっぱい転がってましたって流れで間違いないですよね?。うちのレコ途中で録画が止まってブツ切り状態で録画されてたわけじゃないですよね?。
原作もこの粗すぎる流れの通りなんだとしたら演出に問題があったんだと思うんだけど、あの状況であの位置あの角度で車が停まりあの位置に轢かれたと思しき佐倉が倒れてて、そこから数メートル離れたところにゴロゴロと人が倒れてるってどういう状況よと。

そもそも“そういうドラマ”じゃないってことはわかってるというか、そのつもりで見てはいるし、自分の身体が壊れることも厭わず他人のために頑張れる、尽くせるのが佐倉という人間なんだという佐倉父との会話があって、大切な人をもう二度と失いたくはない天堂を描くために、そして涙とともに佐倉に「好きだ」と、天堂にそう言わせるためにこういう展開になることはいいんだけどさ、さすがに事故の状況は適当すぎてニヤニヤが引っ込んだ。

まあスタッフの会話と佐倉の様子から「クリーム祭り」が意味するところをわかったうえで佐倉の部屋に行ったんだろうに、鍵かけないでおっぱじめようとする天堂先生でチャラですがw。それで「今夜は寝られると思うなよ」だなんて、そういうこと言うのはまず鍵をかけてからお願いしますw。


いやでも真面目な話、脚本も演出もけっこうなチープさだというのに「泣き」のシーンでこれだけ惹きつける&ドラマを締められる佐藤健ってすごいですよね。毎回言ってますけども。
多分たけさん含め作り手側は天堂の「好きだ」をトキメキポイントと考えているのではないかと思うのですが、わたしはそのまえの好きなところ羅列のラストの「笑った顔が誰よりかわいい」ってほうのがときめきました。魔王の口から「かわいい」って言葉が出てくるとは。


ていうか佐倉のオペした臙脂のケーシー着た救急だか脳外だかの医師がが髙橋洋さんかと思って慌てて戻るボタンを連打しましたが、髙橋洋さんはアライブで、ピンクのケーシーでした。ふう。


最終回は職歴1年未満の新人看護師が留学?海外研修に行くという、最後までこのドラマらしい「ありえない展開」になるようですが、それでも佐藤健がいい感じにキュンキュンさせて終わらせるに違いないので安心です。佐藤健はほんとうにすごい(もはや何度目かわからない)。