『ノーサイド・ゲーム』第3話

病気の子供が選手から勇気を貰って、その子供から感謝されることで選手はさらなる闘志を燃やす。
単純と言われようが脳筋と言われようがベタと言われようが、わたしはこういうものにすこぶる弱いのです。
しかもそれを演じるのがチーフ改めキャプテン高橋光臣ですから、これはもう胸を熱くせずにはいられないのです。
ちびっこに「てつ」と名前を呼び捨てにされるキャプテン高橋光臣とか最高すぎんだろ!!。

FC東京はれっきとしたプロスポーツ組織であるのに対しアストロズはアマチュアであるわけで、プロであればファンサービスは勿論ボランティア活動も地域貢献として「仕事」の一環になるけど、アマチュアの場合は必ずしもそうではないと思うわけで(年間予算14億もあるスポーツチームを「アマチュア」というのはやや違和感がありますが、それと仕事とスポーツを両立させてる選手たちの現状は別の話だからね)、大泉のGMはそもそもの「プロ」と「アマ」の違いから理解していないのではないか?とか思うところはあるけども、ラグビーを続けるために、ラグビーというスポーツの「未来」のために「今」すべきこと、やらねばならぬことはなんなのか、という演説そのものには説得力があったし、繰り返すけど病気の子供を筆頭に関わりを持った人々が駆け付けてくれるという熱血展開には問答無用で涙腺が緩んでしまうわたしなので(戦隊やライダーでこれをやられたら声を上げて泣いてしまう)、満員のスタンドに米津玄師にはそれを予想していても(さすがに12000人は盛りすぎだろうとは思ったけどw)それでもウルっとなってしまった。

つーか満員のスタンド見て嬉しそうな顔するガチムチ軍団ってわりと萌えるな?(笑)。

あとやっぱりお前は経営で勝負して俺はグラウンドで結果を出すという大泉洋と大谷亮平の関係性がイイし、並んだ絵面も悪くない。栃ノ心まで出したというのにふんどし大泉はたいして面白くなかったけどw。

あとはお松の扱いだけなんだよなー。ラグビーというスポーツに対する「世間一般の視点」を語ることと、夫に厳しいまでの正論をぶつけながら(それが役としてどこまで意図的なのかはわからないけど)夫にヒントを与え導くのがその役割なんだろうとは思うんだけど、なにもここまでキッツイ嫁にする必要があるとは思えず、そこにちゃんと理由というかドラマがあるのか、その掘り下げなんしフォローがあるのか、そこだけは不安です(脚本に対する信用がないので)。