『仮面ライダービルド』第19話「禁断のアイテム」

ああ、武田グリスは金のため(従業員とその家族を食わせるため)に自ら志願して仮面ライダーになったのか。北都首相の口ぶりから大切な人間を文字通り人質に取られてその安全と引き換えに記憶を失うことになると承知のうえでグリスとなった・・・ってなことだと想像してたんだけど、東都のように強制(無理やり)でこそないものの同じやり方でもって仮面ライダーになるためのハザードレベル保持者となって現在に至る、ということなのか。うーーーん、もっとこう・・・悲劇的な背景を想像してたもんで、なんかちょっと思ってたのと違った感。
で、カシラはもともと大地主の息子で、猿渡家では農業を営んでいた(会社組織の大農場のイメージ)もののスカイウォールが原因で土壌は汚染され農作物は出来なくなり、それでもカシラは(と三馬鹿は言ってたけど代替わりしたかなんかで今はカシラ自身が猿渡家の頭領なのかな?)私財をなげうってまで三馬鹿たち従業員とその家族の面倒を見てくれてたけど、それも立ち行かなくなりなんとかすべく仮面ライダーになりましたってところまでいいとして、そこで三馬鹿までスマッシュになっちゃったのはカシラ的にいいのか?という気が・・・。まぁ今回と同様カシラの与り知らぬところでカシラの役に立つべく勝手にスマッシュ化しちゃった(されちゃった)ってなところだろうし、そこには恐らくグリスに対するスタークの思惑があるのでしょうが、もろもろの事情は三馬鹿に教えられた後付けの情報でしかなく、そもそも記憶がなくなっちゃったからいいも悪いもないってなことだとしたら切なすぎる。
カシラは三馬鹿のため(三馬鹿たちを食わせるため)に仮面ライダーになる道を選び、三馬鹿もまたカシラの役に立ちたくてスマッシュになり今また身体への負担を顧みずハザードスマッシュ?になったとか、そこにあるのは大切な人(たち)とその生活を守りたいという想いだろうに、その想いが戦争の道具(兵器)になることだなんて、哀しすぎるよなぁ・・・・・・。
それは戦兎と万丈もそうで、身体に負担が掛かるからと戦兎に止められてもそれでも万丈が戦う理由は『最近笑ってない戦兎に笑顔を取り戻すため』で、そして次回スタークに貰った禁断のアイテムを使う戦兎の理由ももちろん『万丈をこれ以上戦わせないため』であろうわけで・・・って、なぜどいつもこいつも誰かのために自分を追い込むことしかできないのかと(そしてそれはすべてマスター=スタークの誘導によるものなわけで)(それはそうと、マスターが言ってた「戦兎なら作れる、万丈なら使える」ってのはスクラッシュドライバーのことだと理解してるんだけど、それで正しいのならば戦兎でなくとも内海にも作れたし、万丈のみならずカシラも使えるってことになっちゃったわけですが、マスターの言うことつくづく当てにならねーな!)。
それなのに「みーたんとはどういう関係だ!?」→ズコ―!!→「別人です」→「みーたん!みーたん!」ってww。だからもう台無しなんですけどw。
ていうか戦いの最中現れたスタークが徐に「ハザードレベルの整理しまーす」っつってひとりひとりをタッチして測定すんのがシュールすぎてww。
というわけで、サイボーグ内海についてはあのノリを本編に持ち込むことだけは断じてやめてもらいたい。やめろよ?やめろよ?(チラッ)じゃなく本気の本気でやめてよね!。